追伸 
   最後に片手落ちな議論に成らぬよう、イラク戦の私見を書いておこうと思う 
 あの戦争は、結局フランス、ロシアなどの影響を排除して、 
 中東における米国の地位の巻き返しを、計る戦争だったのだろう、 
 戦争を総括するなら、当事者の誰が得をし誰が損をしたかを考えれば分かりやすい。 
 ロシア、フランス、日本は、イラクに突っ込んだ金がパーになり。 
 アメリカは、緒戦の圧倒的勝利にて、軍事大国としての株を上げ 
 戦後のイラクの利権も、欲しいままの予定だった。 
 泥沼化したのは、皮肉だが。 
 まったく、21世紀にもなるのに本質は19世紀と何も変わらない。 
 順法精神や人道主義など欠片も無い。 
 結果は、イラクは彼方が上で書いたような事になった。 
 それは、イラクの国内法が破綻したからでは無い 
 単に其処が戦場になった、それだけの事だ。 
 詭弁かもしれないが、どんなに国や人心が荒廃しようとも、 
 法が無くなる訳では無い 
 人が、其れに従う意味を見出せなく成り、気に留めなくなるだけだ。 
 最大公約数的合意の裏づけがなくなっただけなのだ。 
 しかし之は仕方が無いことだ 
 人は誰しも自分が可愛い、厳格な法が有ったとしても生死が掛かれば、 
 いわずもがなだ、 
 法に従う事に利があれば、其れに従い 
 利が無ければ之を無視して憚らない。 
 極限に追い詰められれば、そういう選択をする者は多いし 
 そういう選択を迫られるのが戦場に成ると言う事なんだと思う。 
 私は、之を責める事は出来ない。   
 最後に彼方に問いたい、 
 そんな状況に成っても直、彼方は法に価値を見出すのか? 
 私は、とても無理だ。
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