
恐れていた。フォーサーズ陣営は恐れていた。 
 「我々はセンサーが小さい分、写りが他規格に負けてはならぬ」と。 
 そして周辺までクッキリのレンズを作った。しかしそのマウント径はポケットカメラの 
 110フィルムサイズ撮像素子には不相応な程大きくなった。 
 パナソニック標準ズーム φ60×全長60mm 
 ソニー標準ズーム    φ62×全長60mm 
 ←ソニーはこんな巨大レンズ(NEX用標準と明るさもズーム率も違うが)のコンデジ作ってた会社さ。 
 素子に対して必要十分なレンズサイズは了承済み。 
 だが、NEXでは、かなりギリギリまで削ぎ落としてきたと思われる。 
 で、どうだろうか。コンデジに飽き足らない一眼入門ユーザーがオタク基準で完璧な画像を求めるだろうか。 
 俺もカメオタの端くれだけど、バカ高く、でかいミラーレス機用レンズなんか要らないな。 
 何故なら物には使い途というものがある。 
 NEXは気軽に「一味違う」写りを楽しむためのカメラなんだ。操作系もそうなってる。 
 まさにカタログにあるように「ときどきではなく、毎日持ち歩けるデジタル一眼カメラ」なんだ。 
 ねーちゃん写真はサイズがでっかい方がいいと俺も思う。 
 だが、それ以外はPC画面で全体が見れる大きさでいい。 
 カタログ閉じ込みの作例集。これを見てどう感じるだろうか。 
 初心者には十二分に感動できるものではないだろうか。 
 オタクは忘れてしまっているかも知れない。初めて一眼レフを持った時の心の高ぶりを。 
 いつしか減点法でしか写真やカメラを見れなくなってしまった。   
 もう一度、思い出すんだ。そして楽しむんだ。 
 そんな気にさせてくれるカメラがNEXだ。 
 初めての、デジタルらしいコンパクト高画質カメラ。
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