カメラ・メーカーが困惑している。問題の深刻さを,白日の下にさらす測定ツールが登場したからだ。
開発したのは,簡便で的確な手ブレ補正効果の測定法を生んだ電気通信大学
電気通信学部 情報通信工学科 准教授の西一樹氏の研究室と谷電機工業。
問題とは,一眼レフ・カメラが内蔵するミラーやシャッターの動作に起因する像のブレである。
あるカメラ開発者は言う。「これほど大きな問題とは全く認識してなかった。
まだ追試や検証をしていないが,本当だとすれば正直,参った」。
1/60秒では解像度が激減
西研究室らの測定ツールの適用結果によれば,ユーザーが頻繁に使うシャッター・スピード(
露光時間),例えば1/60秒において写真の実質的な解像度は,
ミラーとシャッターの衝撃によって1/4以下に低下していた。
2000万画素で撮っても実は,最高でも500万画素ほどの解像度の写真
しか撮れていないことを意味する。
さらに,ミラーアップ後に間を置くことでミラー・ショックを排除しても,
解像度が半分以上減っていた。「振動を抑制しないと,多画素しても意味がない」
(西氏)のである。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20090427/169454... うーん。
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