大阪地震、生徒のスマホを没収する教師が続出 「命より校則」に疑問相次ぐ
2018/06/20 14:00 社会
そんななか、連絡用にスマホ、携帯電話を学校に持ち込んだ生徒が、教師にそれを没収される出来事が相次いでいるようだ。
■親からの安全確認の電話で没収に
たとえば、奈良県にある有名私立進学校の生徒は、以下のようにツイートし、学校外で見回り中の体育教師にスマホを没収されたことを告白。
事情を説明するも「地震が昨日あったから親に持ってけ言われてる言うたら、学校に規則に反するって言われたから、非常時の親との連絡とか
自分の命より、ルールが大事ですか? って反論しても学校のルールや言われて終わりました」と、受け入れてもらえなかったよう。
また、親から来た安全確認の電話が原因で、スマホを没収されてしまった人も少なくないようだ。
■地震速報を受け取らないように設定するケースも
また、スマホの持ち込み自体は容認されていても、音が鳴った時点で問答無益で没収されてしまうケースもあるようで、
その結果、「緊急地震速報が鳴らないようにしている」人や、「電源そのものを切っている」人も多くいるようだ。
■「校則」そのものの改革を求める声
もっとも、スマホを没収した教師を責め立てるのも、この問題の本質からズレるだろう。
彼らはあくまで自分の職務を遂行しただけであり、改善していくべきは校則そのものなのだ。
ツイッター上でも、今回の地震を機に校則の変革を求める声が相次いでいる。
ちなみに、しらべぇ編集部が全国の20代〜60代の男女1,500名を対象に「校則」について調査したところ、
65.7%の人が「学生時代の校則には意味がなかった」と回答している。
校則が生徒を守るものであるなら、大きな地震のときのことも前もって考えておくべきだろう。
この国で生きる上で、それは避けられることではない。
https://sirabee.com/2018/06/20/20161676741...
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