「氷河期以下の世代は時代のせいで“経済的に”恵まれなかった」という、
よくありがちな論調にさらにもう一歩踏み入ろうとしているのが、このスレの話だ。
時代のせいでの経済的不遇などとは無関係に、努力して成功している人間はいるとして、
それになりたいかどうか。氷河期以下の世代には、そもそもなりたいとも思えない人間が多い。
なれたところで所ジョージみたいなダサい西洋かぶれ止まりが関の山というのでは。
むしろ、文化的には氷河期以下の世代のほうが恵まれてはいまいか。
より上質な文化に恵まれたという意味ではなく、
低質な文化を盲目に好き好むような蒙昧に駆られずに済んだという意味で。
だからといって、自分たちのほうが高品質の文化に出会えているとうわけでもないから、
「若者の◯◯離れ」のオンパレードとなって、消費の自粛ばかりが美徳扱いと化してもいる。
年寄りはよくそれを不可解に思ってるようだが、ドメスティック西洋かぶれの
「酸っぱいブドウ」どころではない、見るからに腐っているブドウ加減への自覚が
少しでもあったなら、そんな疑問は決して抱けないはずなのだがな。
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