よく老害のことを「ボケ老人」として非難する場合があるが、
医者に痴呆(認知症)と診断されるほどボケの進行している老人は大体、
ちゃんと隔離措置を受けて生ける屍としての余生を送っている。
老害に相当するのは、ボケとまでは行かないが、何かがおかしい老人たちだ。
そういう老人たちに大体共通しているのが、「老年性の発達障害」に相当している点。
「発達障害」とは、心身(日本の用法では主に心)がうまく成長できていない
子供や若者を指す用語だから、老人になってからの症状に当てはめるのは不適切だが。
老害人種が発達障害によく似た知能退行を帯びている場合が多いので一応そう提唱した。
提示図にあるような知能の乱高下があり、社会生活を十分に全うすることができない。
若者の場合は極端な体の歪みによる苦痛だとか呼吸不全だとかが主な原因になっているようだが、
老人の場合は、身体中にガタが来ているせいでの「疲れ」が原因になっているようである。
若者でも、過度の運動をした時に意識が遠のくような経験をしたことがある人間はいるだろう。
老人の場合はそれが延々と続いていて、やもすれば半分ぐらいは三途の川を渡ろうとしている。
老害は、若者の発達障害と違って昔は健常者だったのだから、
その頃の杵柄で体面だけは立派に振る舞える。その見栄っ張りの裏側で
発達障害的な知能退行が進行していることが、老害の温床になるわけである。
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