>28図のIQ曲線の積分面積を恒常的に増加させて、
図でいうところの常人や凡才以上の人間であらしめるために必要となるのが、
本人のセロトニンやオキシトシンの自己分泌能力の高さの確保である。
興奮を促すアドレナリンやドーパミンの分泌能力が高いのであっても、
狂った天才や秀才にはなり得るが、精神の安定までは確保されない。
そのため本人が躁鬱などの病に苦しめられることにもなりがちである。
アセチルコリンという、殊更にリラックスを促す効果のある神経物質もあり、
これがセロトニンやオキシトシンと似た効果も発揮するが、たとえばタバコの
ニコチンに近いような効果のある物質であり、効果が表面的で根本的ではない。
そのため根本的な精神安定能力の低い人間がアセチルコリンの分泌ばかりに
頼ると、ノイローゼに相当するような症状を患うことともなる。半端な座禅で
悟りに失敗した人間が患うという「禅病」などもこれに相当するものである。
特に重要なのはやはりセロトニンだが、これこそ分泌能力を自主的に高めるのが
最も難しい神経物質でもあり、先天的に高い分泌能力を持って生まれてくるに
越したことはないものである。近ごろの子供が先天的な低さの故に発達障害まで
患ってしまっていたりする最大の原因物質でもあるのだから、我が子を病人として
産まないためには、アセチルコリンの分泌との混同なども避けながら、丁重な
自己分泌能力の養生を母体が目指さなければならないものである。
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