出来のいい子供を産む究極の方法

我が子が知的障害や身体障害級の障害を負って生まれてくることがないように、
母体となる親が過度の飲酒や喫煙、薬物摂取、高齢出産などをなるべく
控えるようにするぐらいのことは、今でもそれなりに心がけられていることだが、
それでも発達障害などの問題を抱えて生まれ育つ子供が増えているのが実情である。

先天性の発達障害の主な原因になると言われているのが、母親自身のセロトニンや
オキシトシンといった精神安定物質の分泌能力の低さである。これがそのまま
子供自身の精神安定能力の低さとして遺伝し、学習障害による知能の低さや、
知能の低さ故の体遣いの拙さからの運動音痴の原因などにもなってしまう。

母親がいくら自力で精神安定能力を高めるといっても、所詮は婦女子のこと、
知能や体力の上限も低い上に、生理や出産自体が精神不安の大きな原因ともなる。
そこで鍵になるのが、父親となる男のほうが自主的に精神安定能力を高め、　　　　　　←この部分がスレタイの方法
その姿を母親となる女にも見習わせて、精神の安定した子供を産む糧ともさせること。　←┘

親の七光りといえば無能の象徴扱いされているような現代の風潮とは裏腹に、
徳川秀忠や前漢文帝や唐太宗のような世襲の賢君もまた歴史上に実在している、
そのようなことが可能となるのも、上記のような方法に依っていたからだと思われる。

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3年前に乱闘で憤死したこのおっさんも、逆巻き肩がひどかった。
情緒障害からの汚言症が面白がられてネットのおもちゃにされてたが、
身体の狂いからの真性の精神病を弄んでいたのは、まぎれもない悪趣味である。

ただまあ、画像右の女みたいなファンも一定数いたのは、
恰幅が良くて腹式呼吸の能力はそれなりにあり、
今の痩せっぽちの男などにはない温かみをも感じさせられたからだろう。

・胸肩周りの筋肉が壮健で、精神も健全で胸式呼吸の能力も高い。
・胸肩が貧弱だろうとも肩の力みが少なく、精神が健全で腹式呼吸の能力が高い。

このいずれかであれば、男が女に精神の健全さと呼吸の深さ両方を倣わせるに足るだろう。
肩の力みはそれだけでもなんらかの精神異常を来たす原因になりやすいものだから、
呼吸能力の有無にかかわらず個別に警戒の対象ともすべきである。

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バカ地蔵久しぶり（笑）。
長文かつ膨大なレスだけど、雲隠れの間にいろいろ考えて貯めておいたのかな（笑）？

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巻き肩は鬱の気に囚われやすく(稀勢の里や豪栄道など)、
逆巻き肩は躁の気に囚われやすく(琴奨菊や性の悦びおじさんなど)、
怒り肩は恐怖に囚われやすい(勢など)。

前言の通り、白鵬のような肩が健全な人間と比べれば
手技の器用さやリーチの長さで劣る上、精神の平静さをも欠く。
そのため安定して１場所15番を勝ち続けることも難しい。
(白鵬も体力の衰えのせいで難しくはなってきてるが)

胸式呼吸は、交感神経の活性化による覚醒状態を促すもの。
巻き肩は胸式呼吸を抑圧するために覚醒状態を不全化するし、
逆巻き肩は上限を下げながらの不完全燃焼を暴走させる。
怒り肩は胸式呼吸の制御全般を不全化させて情緒を脆くする。

よく稀勢の里が「豆腐メンタル」とバカにされていたが、
あれはどうにも気分が乗らない鬱気味の気分障害だっただけである。
「情緒が脆い」という意味での豆腐メンタルに該当するのはむしろ勢のほうだが、
企業経営者とか会社の鬼上司とかにも多い精神状態だから、あまり認めたくはないのだろうな。

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>>167
考え貯めていたこともあるが、いま書きながら新たに発見して行ってることもある。
なんにしろ、身体の調子も良くてノリノリである。

文筆を仕事にする気は相変わらずないが、
昔できてたことはなんでも、前以上にできるように。
その上でさらにできるようになることもある。それでこそ上達である。老成にはまだ早く。

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生まれてくる子供のセロトニン分泌能力が健全であるかどうかは、
「自分を産んでくれたことを親に心から感謝できるかどうか」で判別できる。

はっきり言って、そんな子供は今の時代、ほとんどいない。

親を敬っている子供といえども、儒教的な義務感で敬っているだけで、
心の底からの感謝による尊敬であるようなことはほとんど皆無。

金持ちの親に産み育てられて何不自由なく生きられている子供でも、
その裕福さが奪われた時に、なおのこと親への感謝を保てるかどうか。
財政的に余裕がなければ心の余裕も保てないような情緒不安定さなら、
結局は財力に感謝するだけで、親に産んでくれたことを感謝まではできない。
（そういう子供は「ボンボン」にもなってしまう）

逆に、親の精神安定力が十二分でさえあれば、さほど裕福でもない家で、
厳しめに育てられるのであろうとも、十分なセロトニン受容に与れて、
親への心からの感謝や尊敬を抱くことができる。そんな環境に恵まれることが
万に一つもないものだから、今の時代に生まれてくる子供に説教などした所で、
「産んでくれと頼んだ覚えはない」と反論されればそれまでとなってしまう。

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生まれて来られたことを心から親に感謝できる子供を産み育てることは、
別に不可能なことではないし、商売を一発当てて億万長者になって、
何不自由なく子供を産み育ててやったりするのと比べれば、
はるかに誰にでも実現が可能なことである。

ただ、やろうともしていない。
自分たち親の側が最大限の精神安定力と共に子を産み育てるという方法を
選びもしないか、そもそもそんな方法があることを知りもしないような
状況なものだから、誰にも実現できないことになってしまっているだけである。

結婚する以上は夫が妻を精神的な依存対象とし、
子供を作る以上は親が子供を精神的な依存対象にする。
それが当たり前なこととされている上に、そのような依存関係を
選択してしまった以上は位相の逆転や、逆転との両立が不可能なものだから、
心からの感謝を親に抱ける子供なども皆無になってしまっているのである。

先陣切って歩く順番が「父、母、子」であるべき所が、「子、母、父」の順になっている。

そんな精神的苦労をかけてしまっている子供に感謝されようなんてほうがどうかしてる。
夫や父となる男が、妻や母となる女に感謝されることについても同様だし、
順序としてはむしろこちらの順番の是正をより急がねばならない。

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我が子を裕福な家庭で何不自由なく育ててやる、
教育に金をかけていい学校に入れてやる、ぐらいの心がけはあっても、
そうしてやるに値するだけの素地がある子供を産み育てる努力はしていない。

精神的にはむしろ、自分たち親のほうが子供を多幸感や見栄を貪るための肥やしにしている。
親のほうが子供を愛することばかりに終始していて、子供が親を愛する
ことなどは省みもしないし、そのための努力を親がしているわけでもない。

ジャブジャブお小遣いをやっていいものを食わせてやれば喜びはしようが、
それはただ恩を売っているだけで、自分自身の人間的な魅力で魅了しているのとは違う。

たとえば、親が武芸の達人で向かう所敵なしだから憧れるとか、
本人に一銭も恵んでやらずとも、我が子を魅了する方法はいくらでもある。
子供以前に、子供を産もうとしている妻に対しても。

単なる生身のATM扱いでは、預金が100億円だろうとも人として魅了されるようなことはなく。

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都合のいいATM扱いの他にも、イケメンだとか長身だとか、
妻子に対して何か実利的な恩恵を直接的にもたらす要素は、それ自体が
好かれるだけで、人間としての自分への依存心を抱かせる材料にはならない。

人間としての長所が、自分とは同一不可分なものであった上で、
なおかつ自分が妻や子への依存心を抱くことを抑制するような素養でもあること。

武芸の修練などは独立独行を必要とするものだからその条件を満たしているし、
世のため人のためになっていることがまた個別の生きがいになる仕事なども、
妻子への依存心を抑制しながら妻子からの羨望を勝ち得る元手となるであろう。

武芸や聖業も、宮本武蔵や行基や空也なみに徹底しようとすれば独身を貫かねば
ならないこととなるが、妻子を養いながらの範囲で取り組むこともある程度はできる。
そこで、自分個人の妻子への依存心を排せる程度には、武芸や聖業のほうに入れ込む。
妻子も決してそれに嫉妬などせず、後ろから見守る程度の心持ちでいるようにする。

その時、先陣を切って歩く順番も確かに「父、母、子」の順番になっているはずである。

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男は、妻子への依存心を募らせたりしないで済むほど打ち込める仕事なり趣味なりを見つけ、
なおかつそれが妻子からの羨望をも得られるような偉大さを帯びていること。

妻はそのような夫への依存心を抱く代わりに、我が子への依存心などは抱かないように。
母が子を愛するなんてのはあまりにも当たり前で、あえて避けるべきことでもないが、
それが子供への溺愛あまっての依存症と化して、我が子の足を引っ張るようなら問題だから。

まだ産んでもいない、妊娠すらしていないという段階においても、とにかく産みたい産みたい、
子なしや独身でいた間に募らせていた不安を子供に癒されたいなんていう考えではないように。

子を作るという行為は、すでに完成された人格のある大人によって為されるように。
そうして、子供が精神的な依存の対象などにならないで済めば、子供もまた
親への心からの感謝を抱けるほどの安穏と共に生まれ育つようになるだろう。

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「夫は妻に、親は子供に依存心を抱くもの」っていう
同調圧力が今の日本社会にはあるし、家族の実像を描いた
ドラマや映画における大前提の常識になっていたりもする。

家族を顧みない父親とか、悪役の代名詞として扱われた上で、
いろんなイザコザがあった上で妻子との時間を増やしてハッピーエンドとか。

母親は教育ママなどとして束縛に過ぎた挙句に子供が暴れて、
金八先生みたいな仲介が入って適度な距離感を築き直して行くとかが
ハートフルドラマの定石になってるが、そこで妻が夫への思いを強めることで
子供への依存心を抑えるなどという描写はまず皆無である。そこでもやっぱり
妻に子供の世話を任せ切ってた仕事人間の父親が槍玉に挙げられて、
自分ももう少し子供との付き合いを増やしたりするのが大団円扱いになる。

一貫して「子、母、父」という順番を崩そうとはしないし、
この順番がよく保たれることこそが家族の最もあるべき姿だともされている。

ドラマの中ではそれが幸福そうに描かれるわけだが、実際には
それを心がけるほど我が子が発達に生まれ育ったりでよりうまくいかなくなって
しまうものだから、少子化を助長こそすれ抑制する助けにはなっていないのである。

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精神的な序列が「子、母、父」であることがかえって子供の生育に悪影響を及ぼすのは、
ちょうど、子役として活躍した芸能人が成長と共に伸び悩む場合が多いのにも似ている。

それでは、子供のうちが「人生の全盛期」になってしまうから。
本人としても大人になってからの栄達への気概が萎えてしまうし、
親の側としても家から巣立って行く前までが華という認識になるから。

成人後の活躍なんてのは、ありえた所で「ガラガラポン頼み」にしかできないし、
子供だった自分が親になる段ともなれば、これはもう人生の没落期扱いが避けられない。
（子供のうちこそが全盛期扱いで、親はその尻に敷かれていた自己経験により）

子供のうちは、親の背中しか見て育てないぐらいに。
親に自分が注視されるなんてのは、昔の元服か家業の襲名の段階の時期
ぐらいまではないように。もちろん親のほうがまず心がけないで済むことではない。

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仮に、男である自分が30歳前後で子供を作ったとして、
自分もまだ2、30年は働きざかりの壮年であり続ける。
その2、30年を「人生の墓場」などとも呼ばれる、妻子への依存心タラタラな
結婚生活に費やすのでは到底割りに合わないし、そのせいで仕事の質も落ちてしまう。

結婚して子供もできた30歳以降の2、30年こそを、
妻子に背中を見せるための期間とし、子供もそれにより健全に育つ。
2、30年経って自分が5、60代となって引退を考え始める時期となった頃に、
子供もまた、これからが「人生の全盛期」となる大人に育っている。

父親も子供も、どちらも然るべき時に最も長期間にわたって、全盛期を享受できる。
「父、母、子」の序列ならそれが可能となる一方、「子、母、父」ではフイとなる。

親にとっては30歳〜60歳、子供にとっては−10ヶ月10日〜30歳ごろの
30年間を真に有意義に過ごすか、人生の墓場や青田刈りの全盛期として過ごすか。
ちょっとした心がけの違いだけで、どちらかに振り切れてしまうのである。

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一家の亭主たる男が、妻や子供を差し置いてまで入れ込む趣味が
アニメだゲームだアイドルだでは、さすがに嫌がられたとしても仕方がない。

しかし、武芸や座禅や能であることまでをも嫌がられる筋合いはないし、
打ち込みようの真摯さによっては「求道」として敬い尊ばれるのでなければならない。

料理とか旅行とかファッションとか、すこぶる女ウケがいいにしても
尊敬に値するわけではないような趣味もあるから、これらとはよく区別すべきである。

その他多くのほとんどの趣味はこれらのうちのどれにも該当せず、
家族と楽しめるようなら受け入れられ、大金をつぎ込むような嫌がられるといった
程度のものであるが、そのような趣味があるからといって敬うべきなんてことももちろんない。

昔の武士も武芸や座禅を嗜むとはいえ、本業はあくまで清廉第一の公務員だった。
男が趣味の高尚さゆえに尊ばれたりするのはやはり特例に限ることであり、
第一に敬われるべきなのはなんといっても、本業が崇高な仕事であることである。

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江戸時代には常識的な職分の序列だった「士農工商」は、
上に行くほど純粋に世のため人のための有益無害な業務であり得るものだから、
この序列によってより上位の職分の人間を特別に敬うことが、
女が効率的に男の仕事を敬う助けともなっていた。

今はこのような序列が否定され、名目が四民平等であったり、
実質的には商工農士の金融礼賛社会だったりするものだから、
商売人の男が顧客に肩をそびやかしてへつらい笑っている姿を見た女などが
「男なんてみんなそんなもの」と思い、どんな職業のある男も大して敬わなくなってしまったりする。

四民上下の封建制を復活して、商人の卑しさを世の中総出で隔離下に置くのがより確実ではあるが、
そんなことをしない内からでも、本当に世のため人のためになっている崇高な仕事のある男を
女が個別的に畏敬して、自分や子供の精神安定力を高める材料にするぐらいのことはできるだろう。
封建制が廃止された明治以降にも、多少はそういう男女が見受けられたわけだし。

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人生の最盛期となる壮年期を、妻子からの羨望も受けながらの仕事や趣味に打ち込む。
それは、夫や父となる男の側にとっても、純粋に「得」なことである。

「結婚なんて損得勘定でするもんじゃない、
損得でいえば、妻と子供と家のローンという三大負債を背負わされる結婚生活
なんてのは損にしかならないのだから、採算度外視のイカれた頭でしろ」という、
現代では常識になってしまっている男の側の結婚観をも、根本から覆すものである。

本能のままに腰を振る猿男だけに拓かれていた結婚という選択肢が、
分別や冷静さを最大限にまで養っている賢明な男にまで拓かれることとなる。

そこから初めて、結婚相手の男に女が崇敬を抱く選択肢までもが生ずるのであり、
猿男しか結婚しようともしない現状だけを見て、自分の夫となる男なんかを
尊敬してみようなどと心がけるのも無理があることである。

実際、そうする価値のある男など今の結婚市場には一人もいないのだから。
猿男にしか許容の門扉を開いてはいない、自分たちの側の自業自得にもより。

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心から打ち込める仕事や趣味があって、それを妻子も許容するどころか
尊敬して後押しまでしてくれるというのに、それでもまだ妻子を養うことが
割りに合わないと思う男がいるのなら、それこそ本当に結婚する資格がないといえる。

これは、駄目男だからな場合もあれば、武蔵級の武芸者や昔の出家僧なみに
求道だけに専念したいからな場合もあるから、一概に否定すべきことでもない。

前者の場合ーー特別心がけている求道があるわけでもなく、妻子を養う気にもなれない
という精神的浮浪者状態の男については、確かに蔑まれたとしても仕方がないといえる。
ただ、求道者ではないが妻子を養う責任感はある、やりたくもない仕事で妻子を養うこと
自体を求道の代替えにしようなんていう男が、これと比べて特に偉いなんてことはないし、
妻子への情欲のせいでそんな思いに駆られているようなら、より卑しい存在だとすらいえる。

仕事や趣味が崇高であるが故に、妻子からも尊ばれる結婚生活を営む男こそが
「結婚の模範」ともなり、万夫が模範ともして行くように。それにより、損得勘定も
できない猿男が一時の情欲に駆られて何十年と奴隷状態で妻子を養う負債を負わされたり
することが尊敬や羨望の対象になったりする、現代の男の惨めさにはサヨナラをするのである。

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妻子に心からの尊敬をされるほど崇高な仕事や趣味を持てる男も、
実際にはそう多数には上るまい。

世のため人のためになるような聖業も、女子供の知恵では測り知りがたいほど難思な場合が多いし、
（浚渫などの土木工事のほうがより高い治水効果があるが、堤防工事ほどにも目に見えないなど）
武芸などの高尚な趣味に打ち込んでみたところで、下手糞だったりするのでは披露するのも憚られる。

結局、上記のような青写真を厳密に実現できるのは全体の1割にも上るまいが、
それでも全ての既婚者の男たちが目指すべき境地として、模範となるには十分である。

人に誇れるような仕事や趣味があるわけでもないくせに、ただ妻子を養う義務を背負っている
というだけで偉ぶるような男をこの世から絶やし、そのような男が妻子から鼻つまみ者扱い
されて遠ざけられるような惨事も解消される。その程度の男もまた「自分はその程度の男だから」
という身の程のわきまえによって、今なんかより多少は家庭円満にも与れるようになる。

結局は全体に好影響を及ぼした結果、若者の結婚率も上がって少子化も解消されることだろう。

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「漢書」溝洫志に曰く、
「夏の禹王のような古えの聖王が取り組んでいた治水工事は
川底をさらって増水の許容量を増す浚渫工事が主だったが、
近年では堤防によって洪水を防ぐことが主流になった」と。

堤防を築くほうがいかにも大衆の目によく見えるし、工事の責任者も妻子などに対して
「どうだ、これが俺のやった仕事だぞ」などと自慢もしやすいものだが。
決壊や、堤の低い所からの氾濫の危険もあるし、堤防を築いた部分にしか効果がないなど、
浚渫と比べれば「その場しのぎ」の悪手である面が多分にある。

堤防工事よりも浚渫工事を心がけるような聖王賢臣も、とうの昔に絶えていなくなって
しまった中国では、黄河の川底も画像のような理由で段々と上がって「天井川」となり、
常に堤防を保全し続けるのでなければ洪水被害が免れ得ない状態となっている。

そんな今の中国の女もまた、怒りに駆られて男の局部を切り捨てるような鉄火女ばかり
となっている。見せかけの盛り立て程度の偉大さでは結局、妻子の貞順さを掘り下げて
やることも叶わないから、少数だろうとも「本物」がこの世に現存する必要はあるのである。

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このようなことから、臨済宗妙心寺派632代管長の山本玄峰老師がしきりに
唱えていた、「陰徳を積め」という教えの意味までもが察せられるわけである。

あたかも、目に見えない浚渫のほうが、目に見える堤防よりも
より高い治水効果を発揮するようにして、人の業もまた陰徳を積むほうが、
陽徳を積むよりも普遍的に高い成果を挙げられるものだから。

それは衆目だけでなく、身近な妻子にすら必ずしも察知されないものとなる。
その程度があまりにもひどければ、玄峰老師のように家庭を捨てて出家したほうが
便利ということにすらなってしまうが、そこまでいかずとも、益荒男たるもの
人からの評価をも顧みず真の聖業に取り組まねばならないことがきっとある。

その時に、妻子もまたたやすく愛想を尽かせて離れて行くようではいけない。
自分たちが到底計り知れないような領域で、旦那が孤独な暗闘に興じていることを察し、
ねぎらう以上に尊崇できる配慮を持てるのでなければならない。

それは旦那のためになるという以上に、自分たち自身のためとなる。
心の安定からの、着実な子供の生育のため。心の底から子供に産み育ててもらったことを
感謝されて、自分たちが老後に寂しい思いをさせられるようなことがないようにするため。

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http://bbs77.meiwasuisan.com/thought/1558316248...
近ごろ、俺も思想哲学板のスレに書いてるような刀剣鑑賞に入れ込んではいるが、
これはあくまで勉強が目的であって、趣味としての刀剣愛好に興じているわけではない。

刀剣愛好とか刀剣鑑賞とかがそれだけで、
妻子からも敬われるべき趣味になるとは、俺にも思われない。

日本刀は元来、武士にとっての仕事道具であって、車が仕事道具である人間が
車の種類や品質性能にこだわったりするのと同じように、武士もまた刀にこだわっていた。

そういうこだわりがあって、刀を見る目も養った上で、刀を仕事道具にする仕事にも邁進して
行くとなれば、その仕事は敬われるべきである。何しろ名刀が実用品になるほどの仕事なのだから。

武芸でももちろん真剣の使いようがあるが、昔から刃引きの駄刀などもあえて用いられていたこと。
数多の人々の運命を司る君子士人としての公務のためにこそ、最高の名刀もまた相応しいものとなる。

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即位礼正殿の儀でも、昔は殿上の文官から地下の武官に至るまで、みんな佩刀してたんだぜ。

実際にその刀で人を斬り殺すようなことは滅多にないとしても、
「自分の仕事が他人の命を左右するものである」という自覚を確かなものとするための
道具として、武家時代か否かを問わず、身分の高い公権力者たちに常用されていた。

今は法規制もあって誰も佩かないが、だからといって一般大衆の命運を左右するほど
巨大な権力を有した人間がいなくなったわけではないし、死刑制度だって今の日本にも存続している。
にもかかわらず刀を佩かなくなったことが、一概に権力者の無責任化ばかりを助長し、
挙句には国家社会を存続不能な窮地にまで陥れることとなってしまった。

昔の日本の有力者たちの佩刀が、決してただの飾り物などではなかったことを、
奇しくも、現代の有力者どもの不甲斐なさこそが背理的に実証してしまっている。
武家時代を忠実に再現するとまで行かずとも、多少は昔に立ち戻るのでなければ済まない。

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仮に、安倍晋三が生まれてこの方一度たりとも真剣に触れたことがないのであろうとも、
（祖父の遺刀があるからないこともないとは思うが）
官僚への主業務の丸投げを含む己が怠慢によって、毎日毎日何十人、
何百人という日本人を間接的に殺害していることには変わりない。
（もちろん鳩山や菅なら殺さず済んだというわけでもないが）

まさに政治行為というのは、己が任務中、失政による無駄死にという形で
自分が殺害してしまう人数をいかに最小限に食い止めるかという所に、全てが集約されると言っても過言ではない。

「最小限に」であって「皆無に」ではない。
漢の文帝や唐の太宗や、北条早雲や徳川吉宗のような伝説的名君が、
たとえ伝承通りの辣腕であったのだろうとも、理想上にのみ存在する完璧無比な
政治と比べれば、多少以上に多くの人々を犬死にさせてしまっていたに違いないのだから。

為政者という立場にとっての、そのようなカルマから決して目を背けることなく、
できる限り犠牲者を減らして行く業務に果敢に取り組んで行ける男こそは最上級の大丈夫と
なる一方、政商の傀儡としての無責任極まりない政治で大量殺戮を招くような者こそは
現人の悪魔ともなる。その悪魔を仕留めるための武器としても、やはり聖剣が必要なのである。

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大きな事業に取り組んだり、より高い身分になったりする夫の姿を、
妻こそはその目で見て誇りに思えるのでなければならない。

にもかかわらず、およそこの世で最も見られることの意義が大きい立場にある夫の、
人生で最も注目される機会に、妻としてすぐ隣にいながら、自分もまた見られることに
気を遣わねばならない立場に祭り上げられているせいで、横目に見ることもあたわぬ。

常日頃の公務でも、后(後ろに侍るという意味を持つ)でありながら真横にはべり、夫ともに、
夫が見ているものを共に見る義務を負わされているせいで、落ち着いて夫を見ることができない。

２代続いて妻こそが心を病む窮地に追い込まれてしまったのもむべなることだし、
安心して子作りに取り組むことができなかったらしいことにも、同情するほかない。

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(1) 仕事であれ趣味であれ求道的な嗜みがあり、それが実になっている男
(2) 求道的な嗜みが未熟ではあるが、一応心がけはある男
(3) 求道的な嗜みも、妻子を養う気概もない男
(4) 求道的な嗜みなどなく、妻子への依存心で妻子を養おうとする男

男の価値というのはこの順位の通りであると見なされるべきだし、
(3)への望みは薄いにしても、女が結婚や子を持つ相手として好ましい順位もこの通りである。

問題なのは、(4)の男もまたいかにも求道者的に振る舞おうとするし、
世の中からの公認を受ける限りにおいては、自分こそがあらゆる求道者の中でも
最も模範的で実のある求道者であるとすら思い込み始めることである。

そのため、この手の男(4)を他の男たち(1)〜(3)と厳重に区別して、
「おまえなんてちっとも偉くもなんともない、ただの猿男だろうが」と、
そのプライドを挫き折ってやることが世の中総出で心がけられなければならない。

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>189(4)の男を(3)の男と区別するのは比較的容易だが、(1)と区別するのは
少し難しいし、得てして(2)よりも態度が威厳的だったりもする。
そこで、(1)や(2)と(4)を区別する、簡単な方法を教えようと思う。

(4)の男は、(1)や(2)の男以上に「自分のため」を蔑ろにする。

小遣いもさしていらないし、自分個人のための趣味などもってのほか。
働きすぎで体を壊したりすることも臆さないし、壊したら壊したで
病院通いで治せばいい、治らないようなら保険金で妻子に償うといった具合。
（労災の保険金が確実に支払われるように、仕事以外の活動を控えたりもする）

いい年の大人になった以上は、もはや人間的な成長などあえて取りやめる。
勉強も運動もできる限りやらず、自分個人についてはもう後は老化あるのみ。

そういう「妻子命」の男が、仮に30歳で結婚してその意志を固めたとする。
粉骨砕身、馬車馬のように一心不乱に働き抜いて10年も経ち、40歳を過ぎた頃には
もはや体も心もボロボロで、今さら何らかの求道に興じたりするのが極めて困難な
状態となってしまっている。もちろん50や60にもなればよりその程度も悪化し。

そういう男を区別した上で、「妻子のため」という観点から見てもろくな身の程では
ないことを思い知らせる。まだ改悛が可能なようなら促してやるし、もはや不可能な
ようならそっとしておいてやる。そしてこれ以上そんな不埒な男がなるべくこの世に
現れないように、世の中総出で「真に亭主のあるべき姿」の啓発に取り組んでいくのである。

返信する

「妻子のためなら」という恩着せがましさで、
自分自身の健康すら蔑ろにするような>189(4)の男こそは、
図のダニング・クルーガー効果に即して、己れの専門分野以外は軒並み
全くの低能であるが故の、思い上がりの塊ともなる。

勉強とか運動とか修行とか、自分自身を今以上に向上させるような嗜みは
>190五段落目のような理由によっても忌み嫌うし、多方面において
自分が低能であることを開き直っているからこそ保てている
思い上がり状態を挫かれることへの恐怖によっても忌避する。

分析してみればいくらでもボロが出てくるが、
これが今の日本社会のごく一般的な、一人前扱いのおっさんの内実でもある。

嫌気が差しすぎて外国人との結婚を夢見るような女が現れるのも
仕方のないことといえば仕方のないこと。今の日本の男の大半は不甲斐ない以上に、
なぜ自分たちが不甲斐なく見えるのかろくに分かってもいないような状態なのだから。

返信する

外国は、欧米や中国のように夫婦といえども財産は別会計で、
無闇な依存関係など持たないようにするか、もしくは中東やインドのように
徹底的な男尊女卑で、妻は実質夫の奴隷扱いかの、いずれかである。

妻は夫に経済的に依存し、夫は妻子に精神的に依存するなんていう
奇妙な夫婦関係を営んでいるのは日本の家庭だけだし、
しかも“今の”日本の家庭だけである。

経済的にも精神的にも妻のほうが夫に依存し、代わりに
丁寧な家事や、元気で賢い子供を産み育てることに専念するというのが、
古来の日本の家庭だったし、それでこそ世の中もうまくいっていた。

女の独立心が強すぎるあまり、離婚や孤児化などで子供が辛い思いをする
ことが多い外国の家庭などよりも確実にうまく行っていた。
今の日本の家庭は、夫や父となる男が不健全な自己犠牲を被ることで
うまくいってるように取り繕ってるだけだから、そこまでは断言できないが。

返信する

現代は、昔と比べて仕事や趣味の選択肢が膨大な数に上っている時代だが、
妻子に尊敬されるに値するほど求道的なものに限ればごく少数に止まるし、
昔と比べてもむしろ減ってしまっているとすらいえる。

仕事については、「妻子のため」という依存心があるのでもなければ
やってられないほどつまらなくて不名誉なものばかりが増えたし、
趣味については、自己満足本位なものや、玩物喪志なものばかりが増えた。

自己満足や玩物が本位の趣味といえども、たまたま妻子が嗜好を同じくする場合には
共に楽しめて、亭主がいい気になれることもあるが、それも決して崇敬の域にはない。

嫌な仕事をやっていても、妻や子供の笑顔を見るのが楽しみだからとか、
褒められたような趣味ではなくとも、多少は家族も一緒に楽しんでくれるとか、
現代の日本家庭の亭主にとってはきわめてありがちな上、男としての生き甲斐にまで
祭り上げられているような気休めだが、この程度の気休めで我慢ないし満足している
ような体たらくだからこそ、見るに矮小な匹夫止まりでしかないのでもある。

真に妻子からも尊敬される大丈夫たらんとする男ならば、決してそのような
矮小さに収まっていてはならない。そのためには、尊敬されるに値する仕事や趣味と、
そうでないものをよく区別して、前者こそを進取して行くようにもしなければならない。

万夫がそれを心がけるようになれば、世の中全体における上質な仕事や趣味の割合も高まり、
文化文明の隆盛までもが促される、まさに「世のため人のため自分のため」となるわけである。

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車やバイクと比べれば、刀剣も1kg程度の素朴な工芸品止まりだし、
それを正しく扱うことにもまた運転どころではない熟練を要する。

人から尊敬されるに値するような嗜みほど、安易には理解しづらく、修得への道も険しい。
だから忌避してしまうというのもあるし、もっと簡単に人から羨まれる手段が
現代にはいくらでもあるのだから、というのもある。

投機で一発当てて、高級車でも乗り回せばそれで女子供も付いてくる。
簡単な上に、剣術修行などよりはるかに誰にでも分かるような魅力を帯びているのだから、
どうしてあえて難儀な上に見返りも少ない道なんかを選ぶものか、と多くの人間が考える。

たった1kg程度の刀でも、刃先に体重を載せて正しく振るのであれば最大２万ジュール、
普通車を2、3台持ち上げられるほどの破壊力が瞬間的に出せる。その力こそは我が物であり、
我こそは重量挙げの金メダリストにも勝る力の結晶となる。外物以上に自分自身が
力なり知恵なり徳なりを蓄えるという求道の本質を知り、その価値を心から
愛好して行くこと自体、まず男たち自身が率先して行かねばならないことである。

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刀の刃先に最大で２万ジュール(重量換算で２ｔ以上)の圧がかかるというのは、
あくまで瞬間的な最大値であって、何の芸もない斬り下ろしでもなかなか達成できないし、
腕の立つ敵を想定した実戦刀法の最中などであればなおのこと難しい。

ただ、それほどもの運動力学的な意義があるからこそ、
日本人も執拗に諸手刀法の剣術ばかりを修練してきたのだし、
それだけの刃圧によっても損傷したりしない強靭な刀剣の作成にもこだわって来たのである。

自己満足でも玩物喪志でもなく、なおかつ殺人術として秀逸というばかりでもない、自分自身の
物理的な力量を着実に高めて行くための、自己追求の手段となるが故に剣術も崇高なのである。

近年のスポーツ剣道などで言われている「精神修養」なんてのは大体、そんな物理的な実が
伴っているわけでもない紛い物ばかりだが、やりようによっては本物の修養たり得もする。
まがい物ばかりが流行して本物が隅に追いやられているのが現状であるからには、
「剣による求道」という選択肢も狭められているという他ないが。

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刀の刃先に全体重を載せるためには、腕ではなく全身で、
上半身よりも下半身で刀を振るのでなければならない。

刃先に力の載った剣振りを心がけた結果、
何事も手先腕先や上体だけで済ませようとする怠慢さや、
重心の高さによる身心の不安定さが抑制されて行くこととなる。

ーーたとえばこういった経緯によって、剣の求道が精神の安定力を高め、
妻子の側の心がけようによっては、妻子への安定力の分け前ともなる。
共に剣術修行に取り組むのでもいいし、そういう亭主の姿を心中から尊ぶのでもいい。

これから子供を作ろうとする妻などが、共に求道に務められるわけもなし。
腰痛やら股関節痛やらの予防目的程度に見習うのはいいとしても。
http://watachiblog.blog.fc2.com/blog-entry-15.htm...

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銃器に上述の刀のような体育効果はないし、
より強力な重火器や兵器についても同様である。
だからミリタリー趣味が求道的で崇高だなんてことももちろんない。

しかも「２万ジュール」という破壊力を稼げるのは、
銃器の中でも画像のM82やM2重機関銃などの最強クラスのものだけで、
マグナム弾の拳銃や7.62mm弾のライフル銃を含むほとんどの銃器の破壊力は、
刀剣での斬撃が稼ぎ得る最大級の破壊力にまでは到底およばない。
そのため、扱う者自身の人間的な大きさを抑制すらしかねない。
（M2やM82も刀ほど自由に取り回せる武器ではないし）

機械仕掛けや火力頼み故に、どれほど殺傷力が高くとも、
それを扱う者自身の物理的な求道の助けにはほとんどならない。
故に現代の軍事行動に職務として携わることも、必ずしも崇高たり得ない。

もちろん、世の中を平和に治めるための有意義さを帯びていれば崇高だが、
軍産複合体強大化の弊害などを考慮に入れれば、それも達成できているとは限らない。
着実な剣術修行並みに、軍事行為が求道的な価値を帯びればこそ、その目的も達成される。

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機械の強大さや、建造物の壮大さに囚われれば囚われるほど
人間自身は小さく見えるし、心がけの悪さによっては本当に小さくなる。

人工物の大きさに惑わされることなく、人としての偉大さを養うためには、
近代文明を全否定まではせずとも、そこまで重大な価値を帯びたものだとは
思わないでいられる程度の守旧的精神がある程度は必要になる。

体の大きさなどは、たかが知れてる。
成人なら身長で1.5〜2m、体重で50kg〜100kg程度と、マクロな視点から見れば
ドングリの背比べ程度な範囲でしか、人間の体格を変えることなどはできない。

雄大であるべきなのは、なによりもその人間的な内面であり、
それに準拠して力なり、技なり、知恵なり、仁徳なりが伴うことである。
それこそが妻子に対しては、一家の大黒柱としての安定感に映りもするだろう。

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「世のため人のためは自分のため」
「自分のためにもならぬようなことが世や人のためになるはずもない」
（玄峰老師の言わんとするところ）

妻子にゾッコンで依存心たらたらな男が、
ろくでもない仕事でも率先してこなすことで世に害をなし、
依存的な愛情を募らせる迷惑で妻子のような隣人にも害をなし、
そういう不健全な生き方で心身の健康を損ねて自分にも害をなす。

自らが真摯に取り組める求道的な仕事や趣味を持つ男は、
その嗜みが求道的であるが故にまず世の中のためとなり、
自ずからの精神的な安定が伝播して妻子のような隣人のためともなり、
求道が自暴自棄的な振る舞いを抑制するために自分自身のためともなる。

まさに、妻子を持つ男の生き方こそは、
世のため人のため自分のためか、その逆でしかあり得ないがために、
自利と利他の不可分性を自明に証明する第一の証拠になっているといえる。

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昔の日本に、いわゆる「ヒステリー女」という生き物の居場所はなかった。

妻に離婚権はない一方、夫が妻に一方的に離婚を言い渡すのは合法だったし、
（妻の側にも「駆け込み寺」という実質的な離縁手段はあったが）
それで妻のほうが慰謝料をぶん取れたり、子供の親権を奪えたりする
有利さがあったわけでもない。離婚をすることが夫の側にとっての大きな
リスクとなることにかまけての、驕り高ぶりからのヒスババア化などは、
法的な制度上からも実質的に禁止されていた。

これは、結婚すればほとんど半数以上がヒステリー化してしまう
現代の女からすれば、恐怖でしかないだろう。自分がそんな時代に追いやられても
到底まともに生きて行けず、高橋お伝のように暴れ回った挙句に死刑宣告を受けて、
処刑場でもヒステリーを撒き散らしながら打ち首に処されるような末路しか想定できまい。

ただ、これは結婚した以上は夫の側が妻子への依存心を募らせるのが通例と
されている現代の常識に沿って考えてみるから、そうなってしまうのでもある。

結婚する以上は妻が夫への依存心を抱くもの、夫の男ならではの精神安定力を本位として
自分も生きて行くが故に、そもそもが心理的にもヒステリー化などする余地がない
というのが昔の女の常識であり、だからこそ女に不利な当時の法制下でも
特別な苦しみもなく家庭生活を営んで行くことができていた。

己がヒステリーこそを内面的な糧として、「強い女」を気取ったりする選択肢が
排除されるのが許せない女ともなれば、それすら受け入れられないかもしれないがな。

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通常は40代〜50代、若ければ30代の頃から
現代の女の多くが発症する、「ヒステリー」という一種の情緒障害。

その主な原因は、やはり更年期障害だと言われているが、
現代の女の場合は、若いうちには「この世で最も華のある人種」として
存分に持て囃されながら、年とともに見た目も生殖能力も衰えて男たちから
相手にもされなくなる、待遇の落差の悲惨さが原因になっている所もあるだろう。

その落差が本来、なくて済むものである。

老若男女の分け隔てなく、人の花形といえば君子士人の男。
女に生まれた以上は決してそれになることは叶わないが故に、若いうちから
一歩も二歩も人に譲る恭順さを抱き、その心がけを持って他家にも嫁ぐ。
嫁いだからには夫こそが本位となれば、加齢による己れの内外の衰えなどを
無闇に嘆く原因になる落差なども始めからないが故に、行き場を失った
思い上がりからヒスババア化することなどもあり得ないわけである。

これまた、男尊女卑かつ封建制だった昔の日本社会などで、
女がヒステリー化する余地などがなかった二重三重の理由でもある。
全てはまず、自分こそを本位とする誇り高き男がいた上での話でもあるが。

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さらにもう一つ、人間がヒステリー化してしまう最大級の原因がある。
それが「能力の低さ」である。

何をやってもうまくいかない、うまくできないが故の、ストレスの蓄積からのヒステリー。
頭の悪さが原因になることも、不器用さや体力のなさが原因になることも。

これは、別に中高年の女に限ったことではない。
若い男でも無能ならそうなり得るし、団塊ジジイなども子供の頃にまともな教育を
受けられなかったせいでの頭の悪さからヒステリー化しているのが多い。

ただ、現代社会におけるヒステリーの代表格といえば、やはりオバサンである。
これも、男より知能技量体力すべてで劣りながら、若い頃は男にまさっていた美貌や
出産能力までもが衰亡してしまった、己が全無能さへの苦悩から来るものである。

女という生き物に生まれた以上は、加齢時に無能無力化すること自体は避けられない。
そこで頼りになる亭主に恵まれることと、若いうちに自己本位であり過ぎることによる
思い上がりを控えることで、苦悩からのヒステリーのほうだけは防ぐことができる。

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・更年期障害自体の苦しみ
・若い頃にチヤホヤされていた境遇からの落差
・容貌や出産能力も衰亡し、あらゆる面で男に劣る生き物と化してしまう劣等感

現代の女を加齢と共なるヒステリーに追い込む三重苦。
むしろ、これでもヒステリーにならずに済んでいるオバさんがいるほうが奇跡である。

ただ、この内の下２つは確実に払拭することが可能な苦しみだし、
更年期の苦しみもまた、夫の精神安定力を頼りにすることで相当な所まで緩和ができるはずである。
もちろん、出来のいい子供の成長を見守る楽しみなども助けになり。

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昨日、NHK教育の番組で能と歌舞伎と狂言の共演劇というものを見た。
特に市川海老蔵の連獅子が共演した能の「石橋」は圧巻だったが、
これ見てすぐ寝たら、ひどい悪夢を見た。

〜〜
悪霊が、亡き祖父の姿を借りて襲いかかってくる夢。
最初は自分の手元に見事な刃紋の真剣があり、それを鞘から抜いた途端に
悪霊は恐れをなして逃げ去った。だがすぐにまた襲いかかってくる。
また刀を抜こうとしたら、刀身がなぜかただのノコギリとハサミになっていた。
これでは見せるだけでは退散させられないと思い、剣術の脇構えの姿勢で
刀身を隠しつつ悪霊を脅しつける。真剣の刀身を目にしない悪霊は怯むことなく
間合いを詰めてくるが、こちらとしては祖父の姿をしている相手などを
傷つけたくなくて引き下がる。ついには後がなくなり、撃尺の間合いに
入ってきた途端にノコギリの先で悪霊を傷つけ、その身からは血が吹き出した。
〜〜

この悪夢を持って全ての根拠にできるわけではないが、やっぱり能と歌舞伎の共演というのはいけない。
能は能、歌舞伎は歌舞伎でどちらもいいものだが、かたや思想哲学的な価値も高い文化遺産、
かたやただ歴史があるというだけの昔の大衆演劇。海老蔵も男前の素顔に隈取りでいかにも
男性的な魅力に長けているが、だからこそ能の側の演舞の静謐さをマスキングしてしまう。

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歌舞伎は歌舞伎で、最上級の大衆演劇としての秀逸さについては文句の付けようがないが、
このスレで推奨しているような「精神安定力の養生」の手段として、
能楽のような有効性までもが認められるとは言えない。

むしろ扇情性のほうが高いが故に、俺も能を見るつもりで歌舞伎を見た結果、
悪夢までをも見てしまったのではないかと思われる。

夢の中で、刀で悪霊を切りつけるまでもなく退散させるという行為が片手落ちになったのも、
俺自身の「己が心中の名刀の練成」が未だ不十分なものであるからだろう。
刀の刃紋の沸出来、匂出来の区別ぐらいは付くようになっても、
未だに金筋、砂流し、稲妻、湯走りなどの判別が十分にできてるとは言えない、
その刀剣知識の未熟さ故に、心中で十分に名刀の姿を思い浮かべることができず、
やもすれば刀がノコギリやハサミにまで化け、悪霊を退散させるに至らない。

要するに、そういう諸々の原因があって自らの精神安定力が不足し、拙劣にも悪夢を見た。
能と歌舞伎の共演を見るような外的な理由もあれば、刀を見る目が未熟であるという
内的な理由もある。不動心がいかに得難いものであるのかを実証した事例だといえる。

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北条時頼が睡眠時、小鬼の出る悪夢に苦しめられていた所、夢の中に老翁が出てきて
「儂は太刀の国綱である。汚れた人間に握られてできた錆を落としてくれ」という。
実際に錆を落として寝床に立てかけていた所、ゴトリと倒れて火鉢の鬼彫刻を斬り倒し、
それ以来時頼は小鬼の悪夢を見なくなったという。

ああ、そういうことかと。
この話自体は迷信じみているにしても、鬼丸国綱のような名刀の錆を落としてその刃紋を見れば、
心中にその荘厳さが落とし込まれて精神安定力が高まり、それで悪夢を見なくなったんだろうな、と。

それぐらいのことは実際あるんだろうなと、昨日の自分自身の夢体験からも察せられた。
刀剣愛好が必ずしも精神安定力の養生手段になるわけではないが、名刀の美しさをそのまま
己が心中に落とし込む修練に努めれば、それにより精神安定力が高まることはあるのだろうなと。

俺はその点まだ未熟だから、夢に出てきた悪霊を退散させることも不十分だし、
そもそも悪夢なんかを見ないということもまだ十分に達成できない。

最上級に精神を安定させて睡眠の質を高めれば、夢そのものを見なくなるはず。
これはウパニシャッド哲学でも梵我一如の境地として賞賛されていることだし、
己れの精神安定力を高めるための一つの指標にするのにもふさわしいと言える。

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しかし、市川海老蔵の連獅子を見た直後に悪夢を見せられた原因が、
俺の未熟さのせいばかりだとも思われない。

歌舞伎役者の立場から能に接近し、自分が主役、能が脇役になるような
演舞をあえて行った僭越さが、心の不安定さとして俺に伝搬したようにも思われる。

そして、ごく近しい親族を近年に亡くしたことへの悲しみや苦しみ。
それがまだあるが故に、俺にも亡き祖父の姿を借りた悪夢として伝わった。

伝統芸能の大役を務めるには、あまりにも内面の価値観が現代的で不安定すぎる。
それが、完璧無比に見えるような歌舞伎の演舞からも伝わってくる。

亡き嫁に未練があるのも、自分が内面的にはごく普通な現代の男であるため、
十分に妻を引っ張って行って安心させられなかった後悔があるからではないか。

全く悲しみを抱かないのもおかしいにしろ、ある種の後ろめたさみたいなものも感じたから、
俺にもただの亡き祖父の夢ではなく、悪霊が祖父に取り憑く悪夢として見られたのかと。

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弘法大師ですら、共に修行に勤しんでいた弟子が
自らに先んじて夭折した時には、涙を流して嘆き悲しんだという。
（その時の心境を表した詩も残っている）

短かな人間の死に対しては、素直に悲しむべきだし、
それでこそ深く親しんできた関係との因果も満たされるものだが、
人間、必ずしもそうとはいかない場合もある。

世間からの目だとか批判だとか、自分も相手を都合よく利用した
だけだったのではないかという自責の念だとかの差し障りがあって、
悲しむべき死への悲しみを素直に抱けないといったことが往々にしてある。

それこそが、着実に死を悲しむ場合以上の、心の不安定さの原因となる。
子供がいれば子供への悪影響となり、後添いを得る場合にも不和を招きかねない。

大いに悲しむことを以って、新たな人生を踏み出す門出とする。
それができれば不幸中の幸いだし、できなければ不幸の上塗りとなる。
できるかどうかは偏に、自分自身の人としての誠実さの如何にかかっていると言える

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俺はまだ劇場でちゃんと歌舞伎を見たことはないが、
銀座の半近代化された歌舞伎座の近くを通ったり会食しただけでも、
若干うすら寒い感覚がしたのは覚えてる。

>>111-112に書いた、ヤクザの事務所の前で感じたのとはまた別の不穏さ。
非合法ではないが、何か根本的な問題を抱えた大規模組織に特有の「へたり」。
そのへたりをひた隠しにして、表向きだけはよく見せようとする「いきり」。
科学的に言えば、セロトニンの不足をアドレナリンで補おうとする躁鬱の気。

世界的な人気も大きい伝統芸能の組織だから、今の日本の一般的な権力組織
などよりも活況で華はあるが、やはり内面的な綻びは相応に進行している模様。

歌舞伎なんて別にそんなに精神的な高尚さだとか、宗教的な権威だとかがある
文化なわけでもないのに、近年多くの代表者が非業の死に見舞われていることから
「旧歌舞伎座の呪いを受けている」などとまでまことしやかに噂されているが、
呪いがあるとしても、それは歌舞伎の関係者たち自身の内面にあるといえる。

内実もうただの現代人なのに、表向きや体裁上だけ伝統を守って行こうとする無理。
そこに本格の精神性が十分に帯びているとまではいえないが故の軽率さがあるから、
能を歌舞伎の脇役にするような真似にも及んだのだろうし、巡り巡って
そのような不埒さが自分たち自身に返ってきてしまう。

因果の業をなるべく正すことが常識だった昔の文化を司っているから、
現代社会にドップリの人間よりも割りと覿面になる。現代人だって別に因果から
逃れられているわけではなく、悪果を先延ばしにして肥大化させているだけなのだが。

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いま、日本社会には「不埒な他力本願」を助長するような文化が
溢れ返っている上に、それが最大級の人気までをも獲得している。

代表的な所ではスポーツ観戦とか、個別のアイドル推しとか、
プレイヤーが所有するキャラを戦わせるポケモン形式のゲームとか。

それをただ楽しむだけならともかく、自分が贔屓にしている他者の能力の嵩にかかって、
なんの能力もない自分自身がイキリ回るといった行為までもが多々見受けられる。

そういう姿勢を、他力本願自体は認める浄土真宗の開祖である親鸞聖人も
「本願ぼこり」と呼んで非難し、阿弥陀仏に帰依する姿勢としても認めなかった。

この、本願ぼこりの精神状態に陥っている人間ほど見苦しいものはなく、
野球好きのジジイなどがちっとも尊敬する気にもなれないような風体でいる
理由だったりもするのだが、そういうジジイほど、妻子を養っていることを
自尊心を補うための利用材料とし、妻子への依存心を肥大化させていたりもする。

社会的な評価が高い文化であるか否かを問わず、本願ぼこりを助長するような
文化は何であれ、妻子への依存で自尊心を保つような情けない男になってしまう
原因になりやすいものだから、誇りある男ならば始めから避けるべきである。

他力に頼ろうとする思い自体は、自らの求道のための、適切な師匠への随順の
ためなどにも必要となるものだから、それなりに認められて然るべきものである。
ただ、他力本願である以上はそれ相応の貞節さも欠かさないこと。思い上がりは
他力の本願ぼこりか自力の増上慢かに関わらず、なるべく避けるべきである。

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>>200-203に書いたようなヒステリー女の情緒障害が
ミサンドリー(男性嫌悪)と合体した結果、極度のフェミになりもする。

ゴキブリとかナメクジとかホモ画像とか、
世界中のほとんどの人間が嫌悪を抱くような事物もそれなりにあるし、
実際に悪性の寄生虫やウイルスをばら撒くような害毒性も帯びているのだから、
全く嫌悪感を抱かずに平気で丸呑みしたりするほうがむしろ異常なわけだが。

物事への嫌悪意識も、「精神的アレルギー」というほどのひどさになると、
それ自体が自他に害毒を撒き散らす元凶になってしまう。

現実問題、貧血になりがちな女や、性病持ちになりがちな陽キャよりも
献血対象としてうってつけであるオタクの男向けの広告ポスターを貼ってたら
横槍を入れてくる、それでどうなるかといえば、献血提供者がより減るのみ。
世の中に対して害はあっても益はないような振る舞いを平気でする。

自分が精神的アレルギー持ちであるということが、必ずや自らの子供にも遺伝し、
女子なら似たようなヒステリー持ち、男子なら食物アレルギーにすらなる。

嫌悪意識を適切に制御できないのは、それだけ精神力が弱いということであり、
然るべき男の助けを借りようともしないような女にはごくありがちなことである。
そんな女の増大と、アレルギー性疾患の増加もまた綺麗な比例関係にあり。

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男もまた、生身の女への精神的アレルギーをこじらせてミソジニー (女性嫌悪)となり、
二次元趣味だのホモだのに走ってしまうことがある。これもまた精神が弱いからだし、
男だてらに心が弱いのは女以上に醜悪なザマともなる。

女の外面を嫌う男なんてそうそうにはいないが、内面を嫌う男は結構いるし、
内面こそが男以上に好きだなんていう男ともなれば、もはや少数派だろう。

これまた、ゴキブリやナメクジを丸呑みしたりするのと同じで、女ならではの
心の弱さや頭の悪さまでをもあえて好んだりするのは害毒にもなることだから、
それはそれで避けるべきことには違いないが、出産能力という男にはない能力と
引き換えに帯びてしまっている諸々の惰弱さを、アレルギー的な拒否反応に
よってまで忌み嫌うのも人の道に外れることであり、戒めてしかるべきだといえる。

女が、自分たちの惰弱さを開き直って、それこそを男にまで押し付けてくるとかなれば、
これはさすがに撃退すべきだし、そこで大人の男としての賢明な対処が要求されることともなる。
同じ穴の狢とならない毅然とした態度。今となっては古典上ぐらいにしかお手本が存在しないが。

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