>>17 いやね、特に日本の制度が歪な事が問題なんだよ。
例えば、アメリカの大学進学率は88.17%(2018年)で日本よりも遥かに高い。
巷間、アメリカは学歴社会じゃないとか、もっといえばアメリカの大学は
入り易く出難いだとかいう人が居るけど、すべて間違ってるよね。
アメリカの名門校は日本を凌ぐ狭き門であり、日本を凌ぐ学歴社会。
そのアメリカは、平均年収は日本よりも高いけれど、もっと問題なのは
1000万越えのお金持ちと年収が100万円台の10ドルワーカーに別れている事。
時給10ドルの層と年収が1000万越えの層が”相当な数”存在する。
で、日本はOECD各国の中で下から3番目という大学進学率の低い国なんだが
ある意味でアメリカのような格差が拡大していないのは大卒者が少ないから。
当該のアメリカだと大学を出ていないと本当に話にならない。
で、その大卒だが日本は新卒でないと価値がない。
数年前に合法的に、かつ恣意的に留年する学生向けに各大学が少額(10万円程度)
で留年させる制度を導入して話題になったように、あくまでも新卒でないと価値がない。
対するアメリカは、大学によって学生の半数が社会人経験者で占めるとか
大学に夫婦向けの学生寮があるとか、とにかく学びたくなればいつでも学べて
かつ、それを社会が評価してくれる。だから90%近い大学進学率になっているわけ。
ま、日本には日本の良い所があり、なにからなにまで他国を模倣する必要はないけど
大学に関しては新卒にしか価値を見出さないというのは改善の余地があると思う。
18の春で人生が決してしまうし、その後のリカバリーが不可能な世界だから。
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