男女平等が女性の尊厳を損ねている

近代ヨガの祖であるアイアンガー師が、元々は並みの身体能力の持ち主だった所に、
この「ハヌマーンアーサナ」というハタヨガの上級技を、師匠のクリシュマナチャリアに
無理やりやらされて股関節を損傷し、全治1年半の重傷を負ったというは有名な話。

しかし、そこからメキメキとヨガ行を上達させて世界的な指導者となり、
晩年まで常人の20〜30代並みの身体能力や健康度を保ったまま、95歳で天寿を全うした。

クリシュマナチャリヤ師がやらせたことは明らかに、現代的な人権意識に基づいては
容認することができない暴力行為だから、今のヨガ教室では決して真似されたりはしない。
そもそも真似したりすれば傷害保険が下りなくなるという問題もあるから、なおさらできない。

しかし、本物のヨガ行っていうのはそれぐらいの危険や暴力性を伴うものであり、
それすらをも甘受したところで初めて、難病の治癒や健康長寿などの実利もまた見込まれる。
故に、ヨガ行というのは本来「密教」の部類に入る行法なのでもある。

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