小麦高騰は序章に過ぎない…!史上最悪「食糧危機」が世界を襲う日
ロシアによるウクライナ侵攻が食糧危機を引き起こそうとしている。
3月29日、国連世界食糧計画(WFP)のデイビッド・ビーズリー事務局長は「ウクライナでの戦争は第2次世界大戦後、
目にしたことのないような大惨事を地域の農業と世界の食糧・穀物供給にもたらそうとしている」と警鐘を鳴らした。
(中略)
肥料価格の高騰も深刻だ。肥料の三大要素は「窒素、リン、カリウム」。世界のカリウム生産の20%をロシア産が占め
ている。影響は世界に及ぶのだ。
「肥料価格は種類によりすでに2~3倍に上昇しています。さらに価格が高騰すれば、欧州を中心に世界中のあらゆる農
業地域が打撃を受ける。生産者が肥料を買い控えれば穀物だけでなく、野菜などの生育状況が悪くなる可能性がありま
すし、肥料を買えなくて作付けを断念してしまうことさえ考えられます」
(中略)
環境史・土地開発史・災害史に基づく災害リスクマネジメントが専門の立命館大学・高橋学特任教授はこう語る。
「今世界の人口はおよそ80億人で年に1億人ずつ増えています。一方、全世界で生産できる食糧は100億人分しかありません。
すでに世界中で食べ物が足りなくなってきているのです。現在、約8億人が飢餓に苦しんでいます。誰かの贅沢は、ほかの
誰かの飢餓につながっているのです。そんな中、中国では穀物の生産が国内消費に追い付かず、’19年から穀物の輸入量が
ものすごい勢いで増えているウクライナで小麦が作れないとなると、市場でのフローが本当に細くなってしまいます。現在
の価格高騰はほんの序章です」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1476119973cfa70ab48e9...
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