現代の人は、昔の人と比べて寿命が延びている。
一般的に成人というのは20歳くらいで(法律では18歳と改訂されたが)、その年齢までは
すべてにおいて成長段階なので、だいたいの人が努力を重ねればそれなりに能力が付き成長する。
しかし20代になると、動物的に成長はピークを迎え、徐々に衰えがはじまる。
30代になると、それ相当の努力をしないと、その衰えを止められなくなる。
だから30代くらいで人は老いに対して差が出てくる。
40代にもなると、更に衰えは進行するので、今まで出来ていたことが順番に出来なくなり、人としての魅力もなくなってくる。
恋愛に対してもその年齢あたりから異性に無視をされはじめ、だいたいの人が無理になりあきらめる。
50代になると更に衰えは進み、老眼になり、歯もぬけ、人によっては体の節々に不摂生がたたり壊れ始める。
持病を抱える人の率も年齢とともに上がり、細胞の老化のために自然治癒が出来なくなり、薬に頼らないといけなくなる。
となると、更にいろいろなことが出来なくなる。人によっては歩くことも儘ならぬようになり寝たきりになる。
その状態のまま、または年齢とともに更に悪化していくまま、人生の終わりを待つというのは苦しいもんだ。
しかし自ら命を絶つのも怖い。だからお迎えがくるのをジワジワ待つのが老人の毎日の生活だ。
体を壊すのは、人も所詮動物なのだから仕方がないことだが、長く生きれば生きるほどそのキツい期間も長いということだ。
返信する