パチカスの末路
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001 2018/10/18(木) 15:05:09 ID:njuBwUuPWM
おれ、目押しできるぜ
え?お前目押しもできないの?
この台は出る!
この演出が出たらだなあ
世の役にたたない、無駄な知識を身に着け、
ドヤ顔でヤニを吸いながらなれた手付きで打つ
平日でも祝日でも年末年始でもお盆でも、
朝っぱらから並び、ギャンブルではなく遊戯といいつつ、
財布の中身をどんどんつぎ込んで、
挙句の果てにはトータルでは勝ってる、
とわけのわからない呪文の言葉をはっし、
愛車の軽自動車で今日もどこかをひた走る
存在そのものがゴミであるのに
ゴミがヤニゴミを作り出す
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003 2018/10/18(木) 15:50:27 ID:njuBwUuPWM
平日の朝、都内某所
パチカス愛好家たちが集まる小さなサイトのパチンコオフが開かれようとしていた
集合時間10分前、既に来ているメンバーは7人
その輪の中へ、俺は愛車のワゴンRで乗り付けた
「おはよう!キッドです!今日はよろしく!」
元気よく自己紹介する
「...あ、おはようございます」
「キッドさんって10代なんですよね?若いですね...」
なぜか皆の視線が泳いでいる
「遅くなってスイマセ〜ン!」
ムーヴに乗ったオッサンが大きな声を出しながらやってきた
「幹事のカワサキオヤジです。今日は皆さんよろしくお願いします」
この人が今回のオフの主催者であり、サイトの管理人でもあるカワサキオヤジさんだ
「あ、どうも!キッドっす。よろしく」
俺が挨拶をすると、カワサキオヤジは眉間にシワをよせて、俺をジロジロと見てきた
「え〜っと...キッド君だっけ?君さぁ、今日どの台を打つか知ってる?」
「え...?ヤニを吸いながらキンパルを打つオフっすよね?」
「うん。で、君...素人だよね?」
何が言いたいのかわからない。俺を素人呼ばわりされてイラっときた俺は言った 「何が言いたいんスか?」
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004 2018/10/18(木) 16:13:01 ID:njuBwUuPWM
「俺たちプロ集団なんだけど…素人じゃついていけないよね?」
「…大丈夫っスよ!ブン回せば皆さんに迷惑かけないくらいのメダルは出ますし」
爆笑の渦が起こった。そしてカワサキオヤジは苦笑いしながら言った
「素人じゃ目押しもできないし、台の見極めも出来ないしダメなんだよ。それにその手に持ってるやつ見てごらん」
視線を落とす。そこにはカンタくんSがあった
「リールは80〜100km/hくらいで流れてるからね。君のそれと能力じゃついて来れないよ(苦笑」
俺は泣きながら家に帰ると、そのまま枕を濡らして眠ってしまった
目を覚ますと午後10時、パソコンの電源を入れてあのサイトを覗いてみる
そこの掲示板には、今日のパチンコオフを楽しそうに振り返るメンバーたちの書き込みがあった
俺は偽ハンドルネームを使って『カワサキオヤジ臭ぇんだよ!死ね!』と書き込む。
すぐに管理人からのレスがあった
『キッド君だね。当サイトのルール通り、君をアク禁にします』
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005 2018/10/18(木) 18:55:31 ID:WO2.Mie4lc
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