目撃実話

俺が厨房の頃はクスリやってる奴ってほとんどいなかった　シンナーが一般的だった
当時「押し男」と呼ばれる先輩がいて　彼女を連れていつも皆とシンナーする場所にやって来た

開通前の道路で夜昼ともに人が来ない　そのガードレールの向こうが斜面で　
ガードレールに隠れてシンナーをやっていたら　彼女の背中を「押し男」先輩が押した

彼女は斜面から墜ちて数日後に死んだ

ほとぼりが冷めるまでシンナーをする場所が変更になった
山側にある池の畔で皆が集まってシンナーをしていたら　また「押し男」先輩が新しい彼女を連れてやって来た　で　また　幻覚を見ているのか　彼女の背中を押した　彼女は溺れて死んだ　

怖くなって何人も行かなくなったがシンナーが止められない奴がいて　そいつからの話で
ダム湖でやってると言うのを聞いた事があった　が　また「押し男」先輩の女が死んだと聞いた

その後も「押し男」先輩の周りで女がよく死んだとウワサがあり
１０年ほど前にはクスリをやってると聞いた　やはり　女が死んで行くそうなんだが
なぜか警察は動かず　先輩は捕まった事が一度もない　何か妙なんだ

まぁ作り話として聞いて　忘れてくれ

　

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