意味がわかると怖い話4

(あの女さえ死ねば…あの女が憎い…今日こそはあの女の最後の日だ！）
日記には恨みの言葉しかない。とにかく同居人さえ
死んでくれたら他に何も望まない、それほどに憎い
何もかもが私と似ているあの女、私は一人でいいのだ。
(あの女の習慣は熟知している、帰宅後はまずお茶を飲む。すでにお茶には毒を仕込んだ
何もかも真似しやがってむかつくムカツク死ねシネしね…)
なんだろう気分が悪い…吐き気がする…我慢できない
トイレに駆け込みこみ上げてきたものを吐き出した。
ガチャ…玄関のドアが開いた。あの女だ。
思惑通りまずはお茶をいれて、カップを手にリビングに向かっているようだ…しまった！
日記が出しっぱなしだ！慌ててリビングに駆け込むとあの女が
棒立ちになって日記を見ている！計画がばれてしまった…なんてことだ。
愕然と膝をついた私を、火のついたような目で見てあの女が言った
｢人の日記見るなんて最低！｣

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