巨人の手〜漏斗雲〜


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001 2013/10/07(月) 12:38:25 ID:JRV1OxImNo
その雲の底から、異様なものが突き出ていた。
「手……手だ……」
思わず僕は呻くように呟いた。声が震えた。目を細めてもっとよく見ようとする。
手だ。
巨人の手が、漆黒の入道雲の底から出ている。
いや、雲だ。あれも。
巨大な手のように見える形の奇怪な雲。長い棒と、少し膨らんだ手のひら、指。
肘から上の部分が下向きに伸びている。
この距離からでも分かる。夜の暗さに混ざり合いながら、
密度の違う黒が、そんな形をしているのが。
「じじい、あれはなんだ」
師匠が前方を見据えながら、前回のようなどこか柔らかい物腰を取り払って、
鋭い口調で問い質した。
「……雲だ」
「本当に雲か」
老人は小刻みに震えながら小さく頷く。
「び……尾流雲だ……いや、違う。違う。
形は近いが、あれは、あれは……馬鹿な。あんな形の……」
「おい、じじい。なんだ。はっきりしろ。あれはなんだ」
師匠が詰め寄って老人の方を揺する。
「ろうと」
「なに?」
「ろ……漏斗雲だ……!」
「漏斗雲って、竜巻になるやつか?」
師匠はそう言って崖の方を振り返った。

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004 2013/10/08(火) 12:17:49 ID:CBvhZ048Rs
僕も岩の先に近づき、限界まで身を乗り出す。

全神経を集中して目を凝らすと、
雲の底から伸びる手の先が少し見えた。

腕の部分は筒状になっている。
そしてその先は何本かに分かれていて、
まるでそれが指のように見える。

何かを掴もうとしているみたいに広がって、
地上に降下しようとしていた。

「漏斗雲って確か、積乱雲とかの底から降りてきて、
地面に降りたら竜巻になるやつだな。あんなでかいのか」

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005 2013/10/09(水) 16:01:32 ID:p2eI3Wb5Ik
>>3の文章を下記のサイトで変換してみました。

どんな文章もファイナルファンタジー風に変換! ノムリッシュ翻訳
http://racing-lagoon.info/nomu/translate.ph...


>>1のかあちゃんだよ。ま〜た、我が軍の息子がしょうもない芳香を放つものスレおっ立てたようだね。
道行く冒険者よ>>壱! クァア・ティャンのこと機械オンチと思って侮ってるオプティマだねッ・・・!? が..しかし振り返ると..お生憎。
こちとら、2ちゃんねるでレスできるほど上達してるのさ。神でさえも予測出来なかった、あんたが書き込んだルシの定めも逐一ライブラしてたとは夢にも思うまいね。

あんたの病的なレスは一目瞭然さ。今まであんたが2(デュース)階層《クラス》の部屋で永遠の今毎日、学習<インストール>能力のないスペルをやってたのを
黙認してた…預言書にはそう記されているけど、今度という今度は貴様を消し飛ばすのは容易いがそれでは私の気が済まないから!
かあちゃん、もうリミットゲージの緒がブチ切れだよ! あんたという馬鹿烙印を受け継ぎし者はネットの世界まで人様に世界の脅威かけて!

——そういうわけで、どうか良識ある明和のこの地に満ちる生命総て、息子の芳香を放つもの決戦のバトルフィールドは右から左へ流しておくんなし。
この子は典型的なかまってちゃんなので、刻の彼方へと封印すりゃ萎んで彷徨うと思い、クリスタルに力を与えるので。

……それはそうと、あんた、こないだ姪っ子のマリ…いや、『姫君』の古に執着せし物を机に置いてたね。
あんた、まさかマリ…いや、『姫君』ズリネタに使ってん程度のものではないでしょうね? もし然りなら鬼畜だよ!
今度、父ちゃん赴任先ゆえに帰ってきたら、家族会議開いて公開処刑にして神々の縛りから反逆するから、覚悟しておゆき!

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006 2013/10/09(水) 20:35:34 ID:Kl3xnajzHo

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