あの世の素晴らしさ
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089 2017/10/15(日) 10:38:35 ID:3HgEaHpR4E
人類の文化という文化は、死と折りあいをつけるという問題に、膨大な量の知的努力を注ぎこんでいた。
大半の宗教は、死についての手のこんだ嘘を築きあげ、死を実際とは違うものに見せかけてきた。
もっとも、人生の方について嘘をついた宗教もいくつもあるが。
小さな子どもにも、死は無意味で、不意に起こる、不当な、言葉にできないほど嫌なものであることはわかる。
だとしたら、その逆を信じることが高邁な思想の証明になるとでも思っているのだろう。
死や苦痛が人間の存在に意味を与え、人間性(魂)の向上に不可欠だという主張は、歪んだ妄言以外の何物でもない。
大多数の人間にとって、死や苦痛は単に無意味であるばかりか、肝心の人間性を失わせる最大要因となっている。
科学技術によって死や苦痛から解放された時、人類は初めてその潜在能力を100%引き出す機会を得る。
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