小学校の時、避暑地にクレー射撃場があって、空の薬莢を拾っては避暑地から家に持ち帰り、
小学校で見せては自慢してた。
当時は爆竹が流行ってて、下校時に通学路の石垣の隙間や地面や、果ては空中に放り投げるなど、
火をつけてはやりたい放題。
ある日、「空の薬莢に爆竹の火薬を沢山詰めたら、ダイナマイトになるんじゃねw」
といったイタズラ心が働き、仲良し3人組で交互に火薬を入れては押し固め、火薬を入れては押し固め、といったことをやり始める。
導火線も埋め込みながら詰め、ギッチギチになったところでテープで密閉、
校庭の端にある小山にグリグリ押し込んで火をつけ、ダッシュで離れる。
ところがうんともすんとも...
確認するため持ち回りで近付き、足で突いたり指で突いたりするも音沙汰なし。
「火薬を詰めていく時に汗とかかいてたから、火薬が粘土みたいになっちゃってシケちゃったんだよ!だから言ったじゃん!」
実際は言ってないが...期待していた分、うっぷん晴らしで揉めに揉めて小学生ならではの無理やりな言い合いに。
すっかり仲が悪くなったところで家でゲームをやるため企画廃止。
再び仲が悪くなるのを互いに警戒したのか火薬の話もせず、仕掛けも放置。大したことじゃない感(本当はみんなガッカリ)を出しながら移動して数分、
背後から『ドオォン!!!』
慌てて戻ると小山の一角が吹き飛んでた。
あまりの惨状に「すげー!」みたいな感覚もなく、誰かに目撃されていないかを気にしながら慌てて離れた。
交互に仕掛けを確認する際、
指で突いた時に爆発していたら、
仮に死ななくても肘から先は吹き飛んでいたと思う。
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