昭和のヤンキー

今から数十年前、東京の大学に受かって上京した時に入学式でキャンパスにいたのは大学の付属高校（都内）の連中の洗練されたファッション。
当時はサラサラ茶ヘヤーにアメカジ。女の子はワンレンにタイトなデニムにパンプスとブランドのバッグ。学校に乗り付けてくる車は白いソアラや赤いプレリュード。
ハッチバックはサーファー使用、ちらほらとピックアップトラック（ランクルやテラノ）
聞こえてくるのはユーロビートやラップ。学校近くのビリヤードに揃いのロゴの入ったサークルのジャンパー着てみんなで
楽しそうに向かう姿。

それに比べて田舎から出てきたおれのいでたちは>>1のまんま。なにやら安物のBOOWYもどきの黒＆グレーのロングコートに不健康なパーマと安っぽいエナメル靴。
地元の連中が乗ってる車といえば430グロリアやローレルの中途半端なヤン車使用。暇さえあれば夜ボーリングとカラオケ。歌野は尾崎豊やBOOWY、チェッカーズ。たまに浜田省吾とか・・
オンナもだれとでもやる偏差値の低い高校のケバい化粧した場末の水商売みたいな恰好した連中ばかり。

なんか田舎にはもう絶対に帰りたくないと、大学の長い夏休みも春休みもひたすら都内でバイトにあけくれて、自分の体に長年染みついた「地元のヤンキー臭」を消し去ろうと必死だったな。

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