高校生の頃に学校に行ってなかった時期がある
理由は自分でもよくわからない、虐めを受けてはいないし学校や担任を嫌ってたわけでもない
学校にこないオレのことを励ます為にか、ある日のことクラスメイト全員が言い合わせて自宅に押しかけてきた
マンションなので階下を覗くと自転車を傍に見上げてくる無数の目がそこにあった
とりあえず主導格の二人を部屋に入れて、登校しない理由や生活状態についてなどあれこれと長話をしていた
すると、一人が「甘えたこと言ってんなよ」と突然オレにキレ気味に突っかかり始めた
もう一人が「まあまあ」とたしなめて…喧嘩にはならずに帰っていったが、「何しに来たんだあいつ?」みたいなぶつけどころない感情が後から湧いてきてめちゃくちゃ苛立った
結局、その後も学校に通うことはなく休学したせいで学年をダブることになった
昨日のこと、30何年ぶりかにそいつと街ですれ違ったんよ
向こうも気付いてたかもしれないけど、嫁と子供を連れしんどそうに買い物をしていて「ふ〜ん、こいつはこいつで幸せそうにやってるな」なんて横目で思ったよ
1年ダブったけど一個下の連中とバンド組んだりして楽しくやれたし、それはそれでなかなかできない経験もしたし、頑張って大学にも行けたし…
今まで生きてきて何かに甘えたり誰かにぶら下がったり?一度も無かったと胸を張って言える気がする
自分のままで良かったんだ!ってね
今となっては甘酸っぱい想い出
みんなはそんなのあるかい?
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