観てきました。
やはり、井口監督らしい
幼稚で露悪的な大人に向けて作られた応援歌のような映画でした。
それが証拠のように6時台の上映で年齢層も男女比もバラバラでしたが
この手の映画の本来の客層である子供たちが一人もいませんでした。
冗談なのか本気かわからないぶっ飛んだストーリー展開、
(SEXはミスボーグとし、それが後々に大きな伏線となる)
実写「怪物くん」のような絵作りなんだけど、あの手のドラマと違って
スカスカ感はなく、退屈することはありませんでした。
作り手はクライマックスの大門のセリフ
「一生懸命生きていれば、最後の一瞬まで戦い抜けるんだ!!」に
象徴されるように人生や社会でつらい立場にたってるであろう
かつての良い子たちに向けて熱いメッセージを送り続けてきます。
>>32さんが言うような元の作品をバカにしたようなものでなく
リスペクト感があふれつつ、変えるトコは大胆に変えています。
ザボーガーとの関係も”怒りの電流”での繋がりでなく
大門が元々双子で片方が死にそのDNAがザボーガーに流れてるということになってます。
新田刑事との関係もストーリー展開を早めるためもあるのでしょうが
家族は出てきません。
元の作品を知らなくてもエンディングで元の映像がそのまま流れますので
答え合わせのようなこともできます。
子門さんの元の曲も挿入歌で流れます。
町山さんのポッドキャストにもあるように、間違いなくオモシロイです。
ただ、メチャメチャ変な映画です。
”いい大人”を自覚する方にはオススメしません。
ボンクラで映画見ながらツッコんだりしつつも”作り手が本気だ!”と思ったシーンでは
本気で受け取る事のできる見方ができる人が見られたほうがいいかと思います。
わからない方は「ロボゲイシャ」でも観てみるとイイと思います。
ノリはあれとあまり変わりません。(血の量は激減してますが・・・・)
めちゃめちゃ長文レスになりましてスイマセンでした。
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