ロシア人(軍)は幸せな人たちだ
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001 2022/09/14(水) 05:30:26 ID:8nNQ.qdXrY
◆某氏のツイート
https://twitter.com/HosakaSanshiro/status/15688607... ロシア人(軍)は幸せな人たちだ。第二次大戦(独ソ戦)は、英雄的な自己犠牲を払ったソ連が自力で勝ったと思い込んでいる。事実は、米国のレンドリース法による支援がなければ、「ソ連は負けていた」(スターリン)、「独ソ戦の継続は不可能だった」(ソ連軍「軍神」ジューコフ元帥)。↓
戦争末期のソ連軍車両の3台に1台は米国供与。戦車1万2千台、航空機1万9千機も米国が供与。ソコロフの試算ではそれぞれソ連の生産量の24%、30%に及ぶ。ソ連軍に最も不足していた対空砲8千個も米国が供与。ソ連製多連装ロケット砲も米スチュードベーカー社製トラック2千台がなければ動かせなかった。↓
もっと重要なのは兵器生産のため米国から3.8万個、英国から6.5千個の高性能の工作旋盤機械が送られたこと。航空機燃料(ソ連使用総量の57%)、弾薬(3分の1)、アルミニウム(55%)や銅(80%)などの非鉄金属、肉の缶詰(18%以上)などの食糧もソ連に送られた。↓
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002 2022/09/14(水) 05:34:28 ID:8nNQ.qdXrY
ソ連内の補給網維持のため米国から約2千台の機関車・貨車が供与。ソ連が戦時に消費した半分の鉄道レールはレンドリースによる。公式の場では語られないが、米国の支援がなければソ連は勝てなかった、とスターリンはフルシチョフに打ち明けている。ジューコフは60年代の非公開インタビューで語った。↓
1945年6月24日、ソ連は対独戦勝を祝して赤の広場で軍事パレードを挙行したが、パレードに参加した戦闘車両や兵器のかなりの部分がレンドリース、つまり米国からの供与だった。ソ連の伝説的パイロット、アレクサンドル・ポクルィシキンも、レンドリースによる米国戦闘機P-39 エアラコブラに搭乗し、↓
対ドイツの空中戦で功績を挙げたのである(性能の劣るソ連機への搭乗は拒んだ)。にも関わらず、戦後、ソ連は米国を第二次大戦で「私腹を肥やした」、「反民主主義陣営のリーダーかつ帝国主義拡大の扇動者」と呼び、レンドリース法による米国支援を意図的に過小評価した。↓
『概略大祖国戦争史』は、米国支援はソ連の軍事生産の「4%」に過ぎず「戦況に決定的な影響を与えることはできなかった」と一蹴する。ソコロフによれば、この4%はソ連の軍事生産の数字を吊り上げたり、そもそも比較対象とならないものを比較(米国供与の対空砲とソ連の砲弾・迫撃砲の生産量等)。↓
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003 2022/09/14(水) 05:37:18 ID:8nNQ.qdXrY
これらの歪曲はソ連の戦時経済が資本主義国の戦時経済よりも優位であるという「社会主義の経済的勝利」の宣伝のためである。ソ連の英雄的な自己犠牲によりナチスに勝利できたのだという「大祖国戦争」神話は、ロシア国民全般、政治家、軍人、歴史家(及び外国のロシア専門家)まで広く浸透している。↓
ゴルバチョフが廃止したが2018年にプーチンが復活させたGlavPUR(軍事政治総局)は、軍人に↑のような「正しい」愛国的政治教育を行っている。第二次大戦の戦線の因果関係に対する無知(自己犠牲が勝敗を左右したという神話)が、露軍司令官をして「英雄的な」(無茶な)作戦を計画・遂行し、↓
その結果、数万の兵を失っている背景にある。皮肉だが、ロシアを対「ナチス・ウクライナ」の戦争に向かわせたのは「大祖国戦争」の神話だが、その敗北を決めたのもやはり「大祖国戦争」の神話となるだろう。
レンドリース法は武器等の「貸与」について定めるが、↑で「貸与」ではなく、「供与」と書いたのは、ソ連はさまざまな理由をつけて米国への支払いを踏み倒し、事実上の「供与」となったことによる。
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