ガンダムの富野由悠季監督「『進撃の巨人』は絶対に読みたくないし、評価もしたくない。こういうのが受けている今の時代はかなりひどい」
「絶対に読みたくないし、評価もしたくない作品」=『進撃の巨人』
表現者として、相容れないものとは・・・?!
こんにちは。編集担当の A です。
今回は、『進撃の巨人』について、“表現”という観点からお話します。
<中略>
■『進撃の巨人』は作者の気分がストレートに出ている作品
『ワンピース』が少年漫画としての制御の効いた、万人が親しみやすい娯楽作品だとすると、『進撃の巨人』は非常に私的な読みづらい漫画です。
僕は作者の諫山創さんをニュース番組で二度見ているのですが、彼の話を聞いてすごく腑に落ちたんですよね。
こういう人だからああいう漫画を描いてるんだって。
要するに、かつては意気地なしのいじめられっ子で、その鬱憤を漫画を描くことで晴らしている。
『進撃の巨人』というのは作者の気分がストレートに出ている漫画なんですね。
『進撃の巨人』は作品として認めがたい、しかし、作者の諫山創さんが描かなければならない理由については思うところがあると監督は説明します。
<中略>
そういう背景がわかったので納得もしたのですが、それにしてもあれだけのグロい世界を漫画で表現することに関しては、じいちゃんの立場で言わせてもらうと絶対に認めがたい部分なのです。
まさにエロとグロが同居していて、あれは絵にしてはいけないだろうということです。
だから僕個人としては絶対に読みたくないし、評価もしたくない作品なのです。
そういう漫画がこうも受けているというのは、今という時代がかなりひどいということ
http://chokumaga.com/magazine/?mid=101&vol=1...
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