>>114  >>人類の美意識にも客観基準はあるでしょうし 
 人種、宗教、地域、年齢、性別、生活水準の壁を越える美意識の基準というのはあるので 
 しょうか? しかも兵器の外観に「美」を見出すこと自体全人類からすれば極めてマニアック 
 です。 そもそも兵器は美しさを追求したものではありません。 兵器と認識した時点で嫌悪感 
 を持つ方もいます。 「誰もが認める美しい兵器」などというものは無いと認識すべきです。   
 例えば人気の高いF-104は「最後の有人戦闘機」などともてはやされ、これに「機能美」とやらを 
 見出した方も多いでしょう。 しかしそれは主観的な価値観であり、F-104を客観的に評価すれば 
 超音速闘機の偉大な反面教師です。 それは設計者ケリー・ジョンソンがF-104の外観を大幅に 
 変更したCL-1200(X-27)を提案したことからもわかります。 CL-1200の機首を交換すればミラー 
 ジュF1になり、エンジンを双発にして速度性能を緩和すれば必然的にジャギュアや三菱T-2/F-1の 
 外観が出来上がります。 よってミラージュF1やジャギュアの方がより洗練された外観といえます。 
 F-104の外観が個性的なのは実は機能的にマネしてはいけない外観だからなのです。 そんなF-104 
 に「機能美」を見出すというのは「勘違いしている」ということです。 「F-104が好きだ」は 
 OKですが「F-104の研ぎ澄まされた機能美が好きだ」はNGですね。 
 ということで「機能美」という言葉を安易に使うとツッコミが入りますよ。
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