もちろん知っていた ただしその攻撃手段を見誤った と言うのが実際ではなかろうか
つまり、日本が奇襲攻撃に来るとは判ってはいたが、あくまでも潜水艦による攻撃が主力と
思い違いをしていたような気がする (アメリカは この事実に決して触れようとはしないが)
なぜなら、ドイツのUボートがまだまだ跳梁しているこの時期に 大西洋から大量の駆逐艦や駆潜艇を
太平洋真珠湾に回航して対潜水艦哨戒体制を格段に強化している事実があるからだ
ワード号事件をご存じだろうか、真珠湾の一時間前にすでに 日本の特殊潜航艇が沈められた事件である
その海域は、潜水艦にはマトモに活動は出来ない“浅い水深”だったのである
(だから日本海軍は特殊潜航艇“通称 甲標的”を開発していたのだが これは完全な秘密兵器だった)
つまり、秘密兵器である甲標的の存在を アメリカは知っていたと言う事になる
普通の潜水艦では行動できない浅海面を わざわざ対潜哨戒していたと言う事になる、しかも開戦前にである
おそらく、空母機動部隊による空襲の計画だって掴んではいたのだろうが 本気にしなかったのではないだろうか
アメリカ軍上層部としては、それはあくまで“陽動”と考えていたとしても不思議ではない
荒れる冬の北太平洋を 虎の子の空母6隻で長躯遠征して攻撃するなんて、マトモな人間の考える事では無い
常識的に考えれば、潜水艦作戦こそ本命と考えるのが普通だろうから。
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