浜名湖に眠るとされる、第二次世界大戦末期に完成した幻の戦車「四式中戦車チト」。
湖底の堆積土の内部を調べる磁気探査で戦車を発見しようと、地元有志らが、インターネット上で
資金を集める「クラウドファンディング」の手法で探査費用を募っている。だが14日現在、
集まったのは必要資金の7割弱。締め切りは11月29日までで、タイムリミットが迫っている。(村嶋和樹)
■戦局逆転期待の新型戦車
チトは全長約6・3メートル、重量は約30トンで、当時としては最先端の75ミリ対戦車砲や
厚い装甲などを備える。米軍の主力戦車「M4シャーマン」に対抗できる戦車として、
戦局逆転の期待を担って昭和17年から開発が進められ、20年2月に2両が完成。ところが、
実戦に投入されることなく終戦を迎え、1両は米軍に接収されたが、もう1両は元陸軍少尉の手で
終戦直後に浜名湖に沈められたとされている。
(中略)
■迫るリミット
クラウドファンディングでは14日現在、145人が計245万4千円分を購入しており、
中には30万円の“大口スポンサー”も。だが、一般的な寄付や投資とは異なり今回の
クラウドファンディングは目標金額に達しなければ無効となる形式のため、
締め切りの今月29日午後11時までに目標金額の360万円が集まらなければ、
すべてはご破算となってしまう。
タイムリミットまでは残りわずか。中村さんは「何とかして『戦車がここにあるんだ』
という事実を確認したい」と最後まで望みを捨てていない。クラウドファンディングの申し込みは
https://readyfor.jp/projects/SENSHAまで。
http://www.sankei.com/premium/news/141122/prm1411220...
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