記者や論説者が匿名である度合いは匿名ネットのほうがはるかに高いし、
大メディアには記名どころか顔出しまでしている関係者も数多くいる。
その点だけを見れば匿名ネットのほうが卑劣ということにすらなってしまう。
明らかに大メディアのほうが高いのは、「匿名の消費者」に甘えている度合い。
5chや4chanや明和もまったく金にならないわけではないだろうにしろ、
参加者が完全な双方向性を持つソーシャルメディアな上に、
FBやインスタグラムのような個人情報利権の溜まり場なわけでもないから、
管理者が得られる利益も社会的な名声もきわめて少ない。
(ハリコのとらのように採算が合わなすぎて潰れてしまった所も多い)
大メディアはそうではなく、自分たちのほうが一方的に不特定多数の消費者に
情報を売りつけるという旧態依然とした業態や、それにヌケヌケと付いてくる
カモネギ年寄りたちのおかげで莫大な利益や名声を勝ち得ている。
これらの中間程度にあるのが、双方向性や記名性を自己調節できるツイッター等だが、
やはり完全な匿名ネットと大メディアの中間程度の微妙な立場に収まっている。
大メディアどころか、ツイッターと比べても、匿名ネットが消費者からの収益に
依存している度合いは低く、その収益性の低さ故に極限まで利益目的を排した
荒削りなままの情報を享受することもできる。もちろん匿名ネットは匿名ネットで
情報の玉石混淆化による錯綜という短所があるが、それも意図的に取捨選択された情報や
ねじ曲げられた情報や、愚民化目的のゴミ情報をあえて垂れ流す場合のある大メディアと比べればマシな点である。
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