こういう話になると必ず、万に一つみたいな例外的な事例を出す輩がいる。 
 万に一つと言わなくても千に一つ、百に一つでも同じで少なくとも 
 現状の、この国で普遍性を持った見識でいえば、まず大学は出てないと駄目でしょ。   
 物心ついて自主自律が芽生える時期は人に依るとしても、それでも15の春の段階では 
 余りにも時期尚早。広義の社会性を身に付ける間もない。 
 広義の社会性とは、まさに多岐に及ぶが例えば上意下達や下意上達などすべてに於いて 
 理解し意思の疎通を図るという行程があるが、それらは高校、大学を通して身に付く。 
 高校や大学で学ぶカリキュラムが重要ではなく、社会性を身に付けることが重要なんだよ。   
 和食の世界文化遺産への登録に尽力した京都の老舗料亭の料理人の多く 
 多くは老舗で何代も続く世襲だが、その多くが当人、その親の世代から大卒である。 
 瓢亭と吉兆が同志社で菊乃井が立命館だったかな?その他も、普通に大卒だ。 
 料理の世界こそ早期から修行に入る方が有利と思いがちだが、大卒でないと駄目らしい。 
 その理由は其々が語っているから割愛するが、さもありなんという理由である。 
 他で言えばスポーツ選手でも同義で、それこそ万に一つの至玉の才能の持ち主でない 
 限り大卒が主流になりつつある現状がある。   
 因みに、お隣の韓国の芝居がかった学歴社会ではなくアメリカなどは日本を遥かに 
 凌駕する学歴社会である。これも詳細は割愛するが、唯一にして最大の違いは 
 アメリカは何歳になっても(社会人入学など)学歴が正当に評価される点。 
 日本は新卒でないと評価されない。他にも夜学の類も評価されない。 
 大学とはいわず定時制高校の扱いを見れば一目瞭然。 
 それこそが前時代的だとかダイバーシティとは程遠いだとか、言うのは構わないが 
 しかし、橋下徹の口癖であるように、この国で生きていこうと思えば、ある程度は 
 この国のシステムに従う必要がある。嫌なら国を出るしかない。
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