>>22に書いたようなことが、ヨガ行に限らず色々なことに見受けられる。   
 中高大といった今の学校教育だって、昔はもっとレベルが高くて、 
 受験生もいい大学に入るために血反吐を吐くような思いをして勉強したりしていた。 
 そんな時代のほうが全体の学業レベルが高くて、ノーベル賞級の研究も多く為されていた。   
 子供をいたわり無理をさせない風潮が進んで、日本人の学業レベルもだいぶ下がった。 
 これが世界的な方向性なものだから、国際レベルでの相対的な学力がそこまで 
 落ちているようには見えないが、知能の低下が着実に進行し続けているのには違いない。   
 だからといって、戦前の帝大や受験戦争時代のような、半ば非人道性を伴うほどの 
 熾烈な学力競争をそのまま復活させたりするのは無理がある。あくまで人権無視や 
 非人道級の学究は個々人の自己責任でやらせる、そのための制度を整備したりすれば、 
 それは結局仏教でいうところの「密教」のような体裁を帯びることになるだろう。   
 学問以外も同様。隠すべきところとそうでないところ、顕密の分別を付けていく心がけ。 
 昔の日本人には無意識からでもできていたことだが、近年はそうでもなくなってきた。 
 それが世界平均への迎合であるともいえるが、明らかに凋落の一途であるというほかない。
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