
今の日本人に根本的に足りてないのが「余裕ある態度」。   
 「心の余裕」というものが取り沙汰されて、過度の勉強や運動や労働などを 
 牽制する風潮はすでに見られ始めて久しいが、これも若干以上にピントがズレている。   
 むしろ、そんじょそこらのブラック労働が泣いて逃げ出すほどの過酷さに耐えながらも、 
 まるで苦労なんか一度もしたことがないような余裕綽々とした態度を保ち続ける。   
 「狂人の真似とて大路を走らばすなわち狂人なり(徒然草)」の逆で、 
 「正気の真似とて大路を悠然と闊歩すらばすなわち正気なり」となる。 
 それだけの悠然さと共に臨むのであればこそ、常人離れした荒業にも耐えられる上に、  
>>25が言ってるような心の荒廃にも見舞われることがない。   
 戦後の団塊世代以降の人間にも、相当な苦労をして来た人間自体は結構いるわけだが、 
 上記ができてるような人間だけはほぼ絶滅してしまった。団塊世代も自らの人生経験を 
 鼻にかけて、若者にマウントを取ろうとするようなイキリジジイだらけ。   
 これは当然、他人からの強制で出来ることではない。 
 密教的な教育体制を整えるのであっても、根本的には本人たちの自主性を本位とし、 
 あくまで自己責任でやらせるようにするのでなければ務まらぬことである。 
 だからこそ、無理やりやらされたが故の不満で心を歪めるようなこともない。
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