他方、中国 
 ブラジルの日系人の比ではないほど有史以来、中国人は世界中に進出し彼らの事を「華僑」といいます。 
 華僑は北米はもとより南米からインドネシアやマレーシアなどのアジアに至るまで、まさに世界中にいますが 
 悪く言えば「なによりも自分が大事」、よく言えば「個を大切にし同化しない」を有史以来貫いています。 
 また、唐にしろ宋にしろ、中国の大国が瓦解する際、必ず内部から瓦解しています。 
 瓦解するという事は国家の危機なわけですが危機に際しては「なによりも自分が大事」な人が大勢を占める事 
 これは歴史を紐解くと論を俟ちません。   
 また義和団の乱にせよ文化大革命時の紅衛兵にしろ、また同期の張作霖らによる「軍閥」も、はたまた 
 朝鮮戦争時の「紅軍義勇兵」も中国の軍隊組織は必ず、例外なく「思想に縛られた集団」です。 
 上述したような日本の「足軽」や「兵隊さん」とは似て非なるものなのです。   
 纏めると、日本の兵隊さんは同調意識や集団意識の下、消極的ながら義務、責務として兵役に携わる。 
 他方、中国は有史以来、思想に駆られて兵役に携わり、それ以外の一般人は「なによりも自分が大事」で 
 国家感など持ち合わせていない。多少の解釈違いはあれど、上記のスキームに疑問を挟む識者はいませんし 
 なによりも中国国民が自他ともに認めるところなのです。   
 必要な定員を満たしていない自衛隊ですが、一方で18歳から35歳程度までの兵士として資する人口は凡そ2000万人。 
 半分が女子なので、仮に男子に限っても1000万人。 
 ここに様々な人文科学に基づく統計上の指数を放り込んでいけばよいのです。それはあくまで机上の空論だろ? 
 そうですよ、しかし机上演習にしろシミレーションにせよ、机上の空論なしでは成り立たないし、軍事から離れても 
 企業のマーケティングなども、その典型ですよね。   
 ウクライナ大使館の求めに応じた個人的には「とんでもない人達」がいるように純粋に統計学的にはじき出せば 
 少なく見積もって2万人程度は「積極的に祖国防衛に供する」人達がいるはずですし日本人の、もはや性癖ともいえる 
 「戦争なんか嫌だし死にたくない、けれど、こうなると仕方がないじゃないか、やるしかない」は数十個の師団レベル 
 が編成できるほどいるはずです。ここが中国との最大の違いです。 
 そして、それに輪をかけるのが「一人っ子政策」   
 冒頭に記したように、いくつもある中のほんの一つですが、少なくとも事情を理解している人なら・・な事実です。
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