中学3年間、ずっとひとりぼっちだったのだけれど、親に心配を掛けたくなかったから
頑張って決意して京都奈良の修学旅行に参加した。
旅行初日の夜、部屋の角でおとなしくしていたのに、部屋にいた不良達が7、8人で
よってたかって持って来た僕のかばんを取り上げて整髪料とかのスプレーまみれにした挙げ句、
火を着けて、(ライターのオイルを掛けて火をつけた!)窓から投げ捨てられてしまった。
おねがいだからやめてと何度も懇願したのに!!他の生徒は笑うだけで誰も助けてくれなかった。
下(中庭風になっていた休憩場所?)にいた普通のお客さんが燃えたかばんが落ちて来たと
大騒ぎして、旅館の責任者も飛んで来て大問題になって、部屋にいた全員が僕がふざけて勝手に自分でやったんだと全員でウソをついたのに、
ウソに決まっているのにそれを信じやがった担任に思いっきり拳で殴られて、
事務所みたいな所に連れて行かれて、旅館の人の前でお前なんかが来るからだ!と言われた。
まだらに焼けてしまったかばんを見ていると、かばんがかわいそうで夜はずっと涙がとまらなかった。
布団をかぶって夜早くから朝まで一睡もせずに声を殺してずっと泣いていた。
今でも鮮明に覚えている。
2日目と3日目は謹慎処分で、移動のバス以外は外出禁止になってしまった。
担任は冗談なのか、本気なのか、お前交通費自腹で一人で帰るか?と聞いて来た。
何も答えられなかった。
一番辛かったのは、帰って来たときに、親に楽しかったかい?と聞かれたとき、
瞬間的にどうにもならないくらいこみ上げて来て、親の前でむせび泣いてしまった事です。
あのときの母親の困惑した顔が、脳裏に焼き付いて離れない。
20年たった今でも離れない
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