基本的に、日本人の大部分は嘘をつくのが苦手だし、
そもそもの大前提として「嘘なんかつかないに越したことはない」という集団認識がある。
詐欺や偽証だって立派な犯罪行為なのだし、堅気なら極力嘘なんか
つくべきでないという一般常識があるが、残念ながら世界はこれに違う。
生き馬の目を抜く現状の国際社会においては、「嘘はついてナンボ」というのが
暗黙の了解であり、ただ、そのつき方に各国それぞれの差異があるだけである。
【欧米人】
欧米人は嘘をつく場合、絶対にバレない・バラさないことを大前提とする。
バレたら国も傾くほどの大嘘を、絶対にバレないようにつくことで
相手に最大級の損害を与え、自分たちは最大級の利益を得ようとする。
そのため、嘘をつくに際しては大変大掛かりな工作を凝らすし、
防諜のほか、嘘を糾弾する相手への反撃手段にも磨きをかけている。
そして、下衆の勘繰りを極力控えることを「紳士的」だとする風潮も広めている。
【中国人】
中国人は欧米人とは違い、見え透いたような嘘をヌケヌケと恥じらいもなく連発する。
そのため名実ともに「嘘つき民族」という扱いが定着しているが、一方で、
欧米人ほど個々の嘘に最大級の破壊力を込めるような真似はしない。
バレたところで致命点とまではならず、すでに嘘つきとしての印象が
根付いているから「蛙の面に水」でしかないことをも利用して、程度の低い嘘を
ジャブのように積み重ねることで相手へのダメージを蓄積し、最終的な勝利を狙う。
返信する