↑を受けて各国がやったより実戦形式の爆撃実験では、
米:航行中の戦艦相手で投弾命中率1/4 爆撃阻止(≒被撃墜率)3/4
英: 〃 100発以上投下で有効命中無し
日米:500kg以上の砲/爆弾で有効被害・撃沈には1t以上の砲/爆弾が必要。航空魚雷は8本当たっても大丈夫
なんて結果が出て、航空攻撃による戦艦の無力化は現実的に起こり難いってのが各国海軍の共通結論になった。命中1割・500kg爆弾10発で無力化としても、大型正規空母の全力攻撃2回分になるから
飛行機揃えるだけでも大変だし、相手が艦隊組んでたり直衛戦闘機付きとかだとね‥
また実験で見せた近代戦艦の対空抗甚性は、後に大和級が実戦で照明するハメになるんだけどさ
他方、戦艦長門による旧型戦艦安芸への砲撃試験では、18000mから108発砲撃し命中8+疑問1+至近5
初弾命中まで4分・撃沈まで17分とシュ海戦の戦訓と砲の有効性が再現できてる
って事で、WW2以前・大和級計画当時の「戦艦を航空攻撃で沈めるよ。戦艦不要だよ」論ってのは、
反論に対して決定的な論拠や実証例を持たず、将来の航空技術向上に賭ける面が強かった。
ゆえに中長期海軍戦略を航空機のみに掛けるのはあまりにリスキーで合意を得られない話だったのさ
とはいえ、条約で主力艦への注力を制限された状態での軍拡という政治背景があったにせよ、日本海軍の
航空機戦力への注力度は米海軍以上だったと思うけどな
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