大和の46cm砲ってどこら辺がロストテクノロジーで


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170 2010/08/23(月) 00:39:33 ID:Vl5Vq0ImvI
>>160
VT信管って「レーダーを内蔵」って思ってる人多いよね(ウイキも思い切り「小型レーダー」って書いてあるし..まあウィキが間違いだらけなのは今に始まった事じゃないけど)

でも実際は真空管を使った「開いた」発振回路の周囲に電波を吸収するものがあると
真空管のグリッド電流やプレート電流が急変する性質を利用したもので
いわば「共振現象」を利用したレーダー(電波を発信して反射波を受信する事で物体を検知する)とは全然別の原理なんだよね。

いかに工業先進国アメリカといえども複雑なレーダー装置を砲弾に入るほどコンパクトに
する事は不可能であろう事は容易に想像できるんだけどね(第二次大戦当時のレーダー装置
がいかに巨大かはみんな知ってるだろうに)価格的にも高価すぎてダメだろうね。

VT信管のすばらしさは「回路の共振」という非常にシンプルな仕組みで作られていた
ので安く・小型化する事ができたという事なんだよね

日本で捕獲したVT信管を分析した時に最初は動作原理がわからなかったそうだ
(共振する事がわからないと単なる「何もおきないただの開いた回路」だから
まあ最終的には真空管が作れなくて国産はできなかったんだが(これはみんな知ってる
とおり。でももしVT信管がレーダーなら真空管より「マグネトロン(マイクロ波発生)管」のほうが先に必要だよね(日本は当時マグネトロンは研究室での手作り段階だった)

間違いが一人歩きするという典型だね

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