大和の46cm砲ってどこら辺がロストテクノロジーで


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306 2014/03/21(金) 14:29:07 ID:J7Tpz8QY6k
その通りですよ。
当時造られた砲身でさえ厳密な事を言えば、二つと同じ物がない。
この事を踏まえれは、ある程度構造さえ同じなら
再現出来たと言えるのではないか?
之が私のスタンスです。

では、二つと同じ物がない、その根拠を書きましょう
貴方の仰る艦砲の製造方法は間違っていませんが、
補足として聞いて下さい。

大和に使われた46cm砲の砲身
2A根幹式内筒換装砲は、1A〜5Aの五層構造になっていました。
1A部分(最も内側)が砲身命数に達した場合交換可能になっていた為、
その外側の2A部分が構造体の根幹になり、それ故この名前が有ります。
大まかな製造工程は、
3Aをピットに立て2Aを打ち込み更に内圧をかけて密着させます。
次に、3Aにガンワイヤー(6.35x1.5mmの長方形断面の高張力線)を
24重に巻きつけて鋼線層を形成させる。
その後、4A、5A鋼筒重ねる。
非常の端折った説明ですが、非常に工程数が多く複雑な構造なのがわかります。

さて、問題なのは、前段階の鋼塊の鍛造から始まって、
各部材に非常に多くの歩留まりが出る事で、
これは、マスプロで言う歩留まりとは次元が異なります。
私がワンオフというのは、之が故です。
また各部材の接合に焼嵌という金属構造上の変質を伴う手法を用いた事、
ガンワイヤーの巻きつけ時の温度管理など
製品の均一化には、不安要素が多数あります。
私の根拠は、こんな所ですが、どうでしょう?

アメリカの艦砲については、良く知りりませんが
全ての砲が公表値通りと考えるのは、どうでしょう?
でもまあ議題は、46cm砲なので。

詳しくは、海軍製鋼技術物語—大型高級特殊鋼の製造技術の発展
之に詳しく書いてあります。 一読をお勧めします。

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