>>318 商船を護衛もせずに、自らの安全だけを優先する艦隊型駆逐
艦は、海上護衛任務に不適。おまけに対潜訓練を受けていない
為、最初の1回くらいしか効果が無い。
その最初の1回は1941年に経験する(米潜が最も不活発な時期)
のだから、油を無駄に使うだけで意味が無い。
それに必要なのは、気の荒い水雷屋ではなく、慎重な対潜屋だ。
ゴールばかりを狙うDFは、チームワークを破壊するだけでなく、
チームそのものを崩壊させる。
米海軍の通商破壊自体は1941年から活発化するが魚雷の不発
問題、潜水艦自体の稼働率の低迷(比島喪失など)に拠るとこ
ろが大きく実際には1943年後半に猛威を奮い始める。
米航空機による船舶攻撃もこの時期を境に増大する。
1942年〜43年までに失われた船舶の大半は、前線輸送を担った
船舶がほとんどで、これらの大半はソロモン・ニューギニア戦
域での一連の戦闘による結果だった。
無駄に戦線を拡大さえしなければ、この時期の船舶喪失は抑え
られるのだ。
極端に言えば、連合艦隊の無思慮な作戦こそが、開戦初頭にお
ける日本商船の「最大の敵」だ。
連合艦隊がどうなろうが、それは連合艦隊の自業自得なので
どうでも良い(言いすぎかな。)が、現在保有する商船を守る
事は、ベテラン船員の保護、優良船舶による効率の良い輸送を
確保する上で最優先事項。
現有船舶を護衛できずに増産した船舶を護衛できるはずも無い。
護衛艦の増産を最初から断念すれば、護衛の密度が下がり、守
るべき羊が増えることになる。
また、最初から守るべき輸送船が減る事を前提に護衛艦の生産
を怠るのなら、本末転倒も甚だしいと言わざる得ない。
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