>>131 議論したいのは「同じ機体を使い続けるメリットがあるのかどうか?」だよ。
機体を2-3年毎に新しく開発するのが困難なら、同じ機体を改良発展して使う必要が
あるけど、別に新しく機体を開発するのはそんなに大変でなければ無駄の無い設計で
その時点の最高性能を出したほうがいい
これは、所詮理想論です、
現実に疾風や、紫電改が、戦局に影響をあたえましたか?
日本の当時の技術力、生産力で、仰る様な新機種を次々投入するのは、不可能なのです。
それは、部品の寸法公差を厳密にし製品に互換性を持たせると言う
マスプロに最も必要な理念が、戦前の工業界には欠落していたからです。
どんなに優秀な機体を設計しようとも数がそろわなければ、意味がありません。
ゼロ戦は、延べ一万機生産されましたが、それは欧米流の大量生産では、無く
手作りで職人が不眠不休でつくった結果なのです。
又、仰る様にスピットファイアは、南方の戦いにおいて、ゼロ戦に負けましたが
それをもって、その設計思想を否定するのは性急でしょう。
スピットファイアの発動機ロールスロイス マーリンは、
レコードアタック用にフルチューンしたモデルとはいえ、
1937年の時点で、2160馬力を絞り出していました。
何れ量産モデルでも、2000馬力は、確実です。
もし、終戦間際の時期にゼロ戦と、スピットファイアが戦ったら
多分逆の結果がでていたでしょう。
はたして、ミッチェルがスピットファイアの将来性をそこまて考えて、
設計したかは、解かりませんが、
国力のリソースを、冷静に判断し、やたらと新機種を開発しなかった、
英国軍部の選択は間違いなく正しかったでしょう。
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