結局日本は2000馬力級のエンジン開発がうまくいかず戦争中に
ゼロ戦の後継機をだせなかったわけだが
2000馬力級エンジンというのは実はアメリカにとっても手ごわい存在だったのだ
F6Fは当初1800馬力のサイクロンエンジンを搭載する予定だったが、捕獲した
ゼロ戦の高性能に驚いた軍部はF6Fでは性能不足として2000馬力のダブルワスプ
への換装を指示。グラマンはダブルワスプのトラブルに悩まされ連日エンジントラブル
との戦いだったそう。
当時はアメリカでも2000馬力級エンジンは手に余る存在だったのだ。
(R-2800 ダブルワスプといえば歴史に残る名エンジンだという事もわすれてはならない)
1500馬力位までのエンジンなら1000馬力級の技術の延長でできるので欲張らず1500馬力
+ゼロ戦のような軽量機体+プロペラ(ドイツのVMDなど開戦後のより進んだもの)
+補機(トルクコンバーター式2段過給機:ドイツで実用化していたもの)+
装弾数の多い機銃(ドイツでは炸裂弾を鋳物ではなくプレス加工する事で炸薬量を増やす
技術を確立していた、推進用の炸薬も密度をあげて同じカートリッジでも5割位多く
炸薬を入れる技術もあった等 優れた機銃を作る事は機体の性能をあげるのと同等の
効果がある)をめざせば...==>つまりゼロ戦の強化という事になるんだけどね
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