はっきり言えば、底脳の極みである。
多分考えが其処まで及ばない「知能が低い」故だろうが、
社会で最も搾取されているのは「ニート」という事に気が付いていない。
搾取とは、強者が弱者より行う物だが、コレを資本主義の論理のまま放置すれば、弱肉強食の酷い世の中になる。
其れを避けんが為、国家が介入し様々な規制や相互保障を行う。労働法、商法、社会保障などだ。
勤労者として社会の一員で有れば、様々な権利が保障され、セーフティネットの恩恵にも預かれる。即ち之が修正資本主義である。
しかし、「ニート」には其れは無い。 基本「ニート」に生活保護は下りない。 健康保険が無い故、妥当な価格で医療も受けられない。
銀行融資は無論、サラ金にさえ相手にされない。
その生命線は唯一親であり、其れが居なくなれば、人として最低限の生活の保障も得られんと言う事だ。
此処で立ち返って考えれば、勤労者だろうが「ニート」だろうが人で有る以上必ず消費をせねばならない。
消費とは取りも直さず物品の購入の事だが、其れには必ず消費税が掛かっている。
つまり、「ニート」は、国家より何の保障も受けられないのに、税のみ搾取される人間という事だ。
現代では珍しいほどの一方的搾取である。
それに比べ
経営者は、労働者から購入した労働力に付加価値をつけ利ざやを稼ぐ、
しかし、之は状況によって購入金額以下の収入になるリスクを常に内包する。
逆に言えば労働者は、需要と供給のバランスに因って決まる相対的労働価値以上の収入を得る場合も有ると言う事だ。
経営者が購入金額以下の収入に成りそうな場合、帳尻を合わす為、強制的に労働単価を下げたり、
そういう現象が起こりえないほどの低賃金で働かせる事は、日本では法律で禁じられている。
故に現代日本の労務形態は、搾取なとど言う物では無いのである。
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