あと、「真剣の実用を念頭に置いた武芸」も、極めて運動行為としての安全性が高い。
本当に真剣を使うのであれ、木刀であれ竹刀であれスポンジ刀であれクイックルワイパーであれ、
真剣の正しい扱いに近いほど安全性が高まり、かけ離れるほど危険性が高まる。
一番危ないのが、なんといっても現代のスポーツ剣道であり、
GHQからの強制でわざと真剣を扱えなくなるような技法にしているものだから、
正しく勤しもうとすればするほど身体や精神を壊乱させる破目に陥る。
安全性でいえば
現代剣道<現代居合道<現代の試し切り≪本物の古流剣術
である。
試し切りと古流の間が「≪」なのは、古流が「真剣による実戦」を想定しているからで、
これにより格段に安全性が高まり、身体の悪い所が治っていくような効果までもが見込まれる。
(真剣を用いた試し切りの技法でも、現代物はせいぜい身体を壊す危険性が低いという程度)
合気道が健康長寿を実現する技法になっていたりするのも、
古流の真剣による実戦技法を柔術に応用しているからである。
「刀で戦う」という行為が極めて危ないことだからこそ、そこで培われた安全対策も、
素手での応用が健康長寿につながるほど至高なものとなっている。
必ずしも真剣を使わなければならないわけではないが、真剣の扱いを常に念頭に置き続けること。
武道どころか、ヨガや日々の生活においてですら、好影響をもたらし得ることである。
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